機能不全家族

拒食症は「いい子」から卒業するための病気〜親子病理としての拒食症〜

◇共感欠如≒境界線問題「あの子、死にたいっていうんです!もうどうしたらいいか…」「どうして娘さんは死んではいけないのですか?」「あの子が死んだら、私はどうしたらいいか…私は耐えられません!!」「そこなんですよ、お母さん。」 「お母さんは『娘が死…

しいて言えば「仕方がない」

人間って本当に、知らないうちに、 脈々とバトンを受け継いでいるんだなぁーって。 「後天的な遺伝*」とでも言うか、 びっくりするくらい、同じ構造が繰り返されているんだなぁと実感する。 悪いものは悪い形のままに次の走者にバトンタッチされていて 受け…

情報的交流がなければ、人間同士における「感謝」は生まれないのだと思う。

■苦労を見て育つ子どもは幸せか 「母親の苦労を見て育った。だから、母親を大切にしたい」 というのは 「子どもを不幸にした母親は大切にされるべき」という話になる。 子どもを幸せにした母親は大切にされない、という おかしな構造が子どもに被害を与える…

荷物を背負うことが生きる意味〜機能不全家族で育つということ〜

◇症例提示ー22歳女性(BPD・ED・統質・双極性)の場合 今日、折角、 父親が仕事休んで、私のメンタル回復させていってくれたのに、 夜の母との会話で口論になって仕舞った…。 ずっと存在否定されて、ストレス溜まって、 ずっと我慢してたから壊滅状態になるま…

食べ物と言う応急処置ではジワジワと痛みが増していくだけ

■食べ物は応急処置 過食症の患者さんは 空腹だから過食するのではない。 何か心の中ひ不安や怒りなどがあると それを解消するためにものを食べる。 つまり心理的な動機によって 過食する(代償行為) したがって、空腹感とは関係なくものを食べることが出来…