愛はそこにあった

彼が愛した人たちが
彼を愛した人たちが
彼に与え損なった愛を
彼が受け取り損なった愛を
これからずっと身を以って彼に証明していきたいの

でも愛はそこにあったんだよちゃんと最初から。
もう愛を疑わなくていいんだよ。

僕等がいた16巻 七美のセリフ)
















「大人の愛」と「子どもの愛」が違っているから悲劇が起こる


愛されないと人間は自分自身を肯定できない。

愛されないと「自分は駄目な人間」と思う。
「自分が駄目な人間」だから愛されないのであれば、「自分がダメじゃなくなくなれば愛してもられる」という希望が生まれるからだ。


自分がより良い自分(勉強できるとかお金を稼げるとかかわいくなるとか)になることができれば愛してもらえると思うことで人間は救いを見出して何とか生きていこうとする。


でもね、愛はそこにあったんだよ。


あなたが素晴らしい人間にならなくても愛はそこにあったんだよ。










たとえば、子供が愛を○だと思っていたけれど、両親が持っている愛が□で、□という愛を必死に子どもに与えようとした。
だけど両親の愛は子どもにとってはもしかしたら最も愛から遠いものに見えたかもしれない。

大人と子どもでは、愛の定義が違う。
大人が愛だと思って与えたものは、子どもには愛と分からない場合が非常に多くて悲劇を産んでいる。



悲しいけれど大人には伝わる愛を子どもにもそのまま渡そうとしてしまう両親というのは沢山居て、子どもはそれを愛とは理解できない。
ここにすれちがいが生まれてしまうんだけど、でも、両親は愛を与えようとしたし愛していたい。愛はそこにあったんだよ。




また、「会社を休まずに通って家庭を守っていること」だけが愛を示す方法だと教わっている父親達は非常に多い。
特に、今の45歳以上の父親達は、モーレツサラリーマンと専業主婦の母という日本的家庭モデルの影響を強烈に受けて育った世代なので、「なぜ愛していないと思うの分からない」と本気で思っているのである。
このへんは、残念ながら子ども側が「これはお父さんなりの愛なんだ」と理解できるときが訪れるまで溝は埋まらない。


さらにいえば、お見合いで結婚した夫婦であれば、残念ながら家庭で人間同士の温かさみたいなものをマジかで子どもに見せることは出来ないかもしれない。
けれども、大人の愛の形にはお金とか家事とかの役割分担をして子どもを育てるのが愛情だという人たちも居る。


そういう仮面両親であっても、別に子供が悪い子だからお父さんとお母さんはなんか他人同士みたいと思うことがあってもそれは子どもの責任ではまったくない。

あなたが悪い子だからではない。
あなたが愛されない存在だからでもないんだ。



100%大人たちが悪いんだけど、残念ながら、「子どもがほしい愛の形」は「大人が示しあう愛情」とは違うという事を理解できずに生きている大人たちも沢山居ると言うことを、
子ども側から歩み寄らなければならない。

しかし、歩み寄ったときに、「そこに愛はあったんだ」と自分を罰していた人生から脱出できるものと僕は信じている。









大人たちは様々でそれぞれの愛を示しあいながら生きている。
子どものために働くことも、子どものために夫婦をやめないことも、会社で上司に頭を下げることも。
大人たちにしてみれば、これらはすべて、愛なんだよ。

稼いだお金で子供が望む学校へいかせてあげること、
やりくりしたお金で洋服を買ってくれること、



そういうものも大人からしてみたら「愛を示している」ということなんだ。





けど、ね。
子供が「私は愛されている」と感じるのは、シンプルで、近いところにしかない。
要するに、「スキンシップ」。


子どものそばで一緒に遊んだりご飯を食べたり話を聴いてくれたりお風呂に入ってくれたり…
そういう距離の近い場所でシンプルな触れ合いでしか、子どもは愛を感じられないし子どもにとって愛とはそういうものなのだ。







けど、大人たちは大人の形で愛を子どもに示してしまう。
子どもと大人では愛の意味が違うことに残念ながら気づけない両親というのはたくさんいる。

大人が大人に示す愛をそのまま子どもにも、同じように示して「これだけ愛しているのに…」と本気で思っている大人は沢山居る。悲しいけれど。





けど、それだけのことなんだ。
それだけの事なのであって、両親が子どもを愛していないわけではないのだ。


だから、もう、良い子になって、評価される自分になって、愛を得ようとしなくていいんだよ。
あなたの周りには、愛と気づけない愛がたくさん溢れて育ったんだから。















うまくいかない関係というのはなくて、常にそこには「役割期待のずれ」がある。そして、相手にとって何が現実的な期待なのかを知っていくことは、
人間関係を驚くほど改善するものです。

例えば小さな頃から親に傷つけられて病気になってしまった子がいる。
子と言ってももう大人になっていることが多いのですが。子どもは、
「そういうことは言わないでって頼んだのにまた傷つけられた。自分を愛していないんだ」というふうにとらえている。
そこで私が親はどういう人なのだろうと診てみると、親はどうやら発達障害を持っていて、だから子どもをとても愛しているのだけれど、
「こういうことを言ったら子どもが傷つくのではないか」という想像力が働かない。
子どもに「親御さんはどうも発達障害のようです」と言って、そういうことを説明すると、
子どもというのは素晴らしくて、長年傷つけられて積もった恨みがあっても、親をゆるし始めるんですね。
親は子どもを無条件に愛するって言うけれど、日常的には「条件付きの愛」を与えがちな親が多い。
もちろん命が懸かるくらいになると無条件になりますが。でも、子どもが親を無条件に愛しているというのは本当ですね
。親のことをひどいって思っていても、ゆるすチャンスを常に狙ってるようなところがあります。

私の上の娘が今度高1になるんですけど、「子どもってなんだかんだ言っても親に優しいよね」って言ったら、
「当たり前だよ、子どもってそういうものだよ」って言うんですよ。うちの娘って全然いわゆる「いい子」じゃないんですよ。社会的に見るとむしろ悪い子なんですけど。

http://www.bookscan.co.jp/interview2.php?iid=234&page=3#body






















痩せてい(社会的に認められる資質を獲得した自分じゃ)なくても、愛してくれる人は沢山居るんだよ。


それを持っていなかったから両親はあなたを愛してくれなかったんじゃないんだよ。
愛が伝わらなかったら、そこに愛を感じるのは難しいけれど、たしかにそこに愛はあった。

悲しいことに、人間は自分が愛されていないときには誰かを愛せない。
両親も愛が足りていない人間だとしたら、子どもを愛していないわけではなく、愛が欲しくて欲しくしかたがなかった。
だから、子どもから愛を引き出そうとしていた。
そこに悪気はなかったんだけど、もう、そういう仕方のない部分で愛を感じあう親子関係になれなかっただけど、
両親が貴方を愛さなかったわけではないんだ。













■親を「許す」ということ

「いつかもっと大人になって、親を許せる時がくるといいな」

(ヤンキー母校へ帰るで吉森先生(竹之内豊)が徹(市原隼人)に言った台詞)



いつか、あなたが大人になって、「大人の愛情と子どもの愛情は少し示し方が違うんだ。家庭を守ること、夕飯を作ること、そういうことも愛なんだ」ということを理解できることができれば、
そのときに、「両親は私を愛さなかったわけではないんだ。私は愛されていると思えなかったけどそこに愛はあったんだ。ただちょっと、両親も残念な伝え方しか出来ない大人だったんだ」
というふうに、「両親を許す」ことができる日が来ると思う。

そして、両親を許したときに、自分を愛することができるようになるでしょう。

もう、愛を疑わなくて済むのだから。
愛は、いつでもあなたのすぐそばにあったんだよ!!
そして、今も、あなたは愛に守られていて、その愛は痩せていなくても太っていても、そこにあるんだよ。













許す≒あきらめる=仕方がなかった→仕方のない不器用な大人たちが愛を愛を分からない形で伝えていた。




そこに愛はあった















大人の示す愛と子供が欲しい愛の形は違う。
違うから、お互いに満足に愛し合いされたと感じられなかった。

けどね、すれ違ったとこりに愛はあったんだよ。
不器用な大人の愛の示し方のせいで傷ついたかもしれない。
他人を信用できなくなったかもしれない。
自分を生きている価値が無いと思って生きてきたかもしれない。



けどね、違うんだよ。

いまのあなたで、愛されていたんだよ。
いまのあなたよりもっと幼くて何も出来ないときから、しっかり愛されていたんだよ。





愛は貴方の周りにもあるし、あなたが愛そのものなんだよ。


もう、「今より、もっと良い自分になり続けなければ愛されない」という風に愛を疑わなくてもいいんだよ。

愛はそこにあったし、これからもあり続ける。
両親が不器用であったのなら、あなたが愛を取りにいけばいい。

大人の不器用な愛の示し方をしっかりと見極めて、「そこには確かに愛はあったんだ。私は愛されても大丈夫な存在なんだ」と。




これからさき、あなたがどんな体系になろうとも、愛は変わらない。
いつでも愛はそこにある。

だから、もう愛を疑わなくてもいいんだよ。

摂食障害と窃盗癖クレプトマニア


過食嘔吐の買い物」と「拒食症の食材の溜め込み」はニュアンスが違うのかもしれない


摂食障害と窃盗について実体験からして考えてみると一つしか思いつかない。


要するに、お金がもったいないのだ。

いつ終わるとも分からない過食症
どれだけの費用が掛かったら終わる症状なのか。
お金の方が先に尽きるのではないか。


そのためには食べ物をタダで手に入れたい。
この心理は「なるべく低料金で量がたくさんある食材を買おう」という過食嘔吐の買い物の時の延長線上にあるように思う。




損をしたくないというか摂食障害になる人は心配性が多いから、きっと未来への心配を解消するために、お金を節約したいのだと個人的には思う。

不安と心配が過食に拍車をかけるのでなるべき解消しておきたいのだと思うけど、病気である限り不安も心配もなくならないというパラドックス





だけど、どうやら、節約したいと言う理由以外でも摂食障害+窃盗という組み合わせを持つ人はかなりいるらしい。
そのへんは拒食期間が半年程度しかなかった僕には分からないことで、拒食症の人が食べ物を溜め込むことと、過食嘔吐のために食材を買ってくることは微妙にニュアンスが違っているのではないかと思っているl。



しかしながら、コンビニであるバイトしている時廃棄を大量にもらって過食材料にしたことがある。ので、これはある意味で窃盗の部類にとしてカウントしてもいいかもしれない。










・はじめに

この「窃盗癖」に相当する精神障害として欧米にはクレプトマニアKleptomaniaという病名があり、国内の文献にもクレプトマニア≒窃盗癖というような
解釈がなされている例は少なくない。

本書のスタンスは盗みや万引きがやめられないいわゆる窃盗癖者は
「窃盗行為をやめたくてもやめられない」わけであり、当人のモラルや良識の欠如を一方的に糾弾し、犯罪者と同様の処罰を下すのではなく、精神障害を抱えた病者としてみなし対応すべきだ」というものです。
それは同時に、「窃盗の犯罪性を否定するものではない」ということも最初に抑えておきたい重要なポイントです。

法的な取締りを強化するだけでは不十分であり、嗜癖治療が欠かせない、というのが、目下の私達が導き出した結論なのです。



■超エリート才女の窃盗癖者ー恵美さん29♀

盗みは10歳の頃から始めています。
最初は祖父のお財布からお金を取っていたんです。
小学校高学年の頃にお店で万引きして2度つかまっていますが、
スリルがあったし、お金を払わなくても商品を手に居られると言うことで、満足感もありましたね。
もちろん、バレたときには親が怖かったです。
それで、祖父のお財布からとるようになりました。

この家庭内窃盗は彼女が21歳のときに祖父が亡くなるまで続いた。

ちなみにえみさんの場合、窃盗癖が先で、摂食障害は後だった。
大学4年の頃、失恋をきっかけに、摂食障害が始まった。
ほぼ同時期の祖父の死は、悲しみよりも「もうお金を取れなくなる」ことの不安の方が大きかったという。




◇6章 窃盗癖治療のために②


「どうせ吐いてしまうものにお金を払うのはもったいない」「盗れるのにお金を払うのはバカらしい」などと話す窃盗癖者は多い。
そして、財布に現金が入っているにもたかだか100円の菓子パンを盗むリスクをたび重ねるようになってしまったのだ。
これが当事者以外には一番わかりにくい心理状態なのかもしれない。

(彼女たちはなぜ万引きがやめられないのか?〜窃盗癖という病〜 河村重実 飛鳥新社











赤城高原ホスピタルの竹村院長は、摂食障害生理的にいつも飢餓状態なので枯渇恐怖を補うためにため込みマインドが産まれると話した。

http://www.kuunel.jp/word.html?p=14832963


「絶対に食べたくないけど、飢餓に備えていることで安心感がある」という心理が、食べ物の溜め込みを行う心理なのかもしれない。
一番愛しいものは一番憎いもの。
愛することと憎むことはつまり構成しているものは同じ事と気づきながら。







■医学モデルの徹底を

摂食障害になる人は全般に規範意識が強いので
ドタキャン、トイレ詰まり、万引き、といった「迷惑行為」を自分がしてしまったという事実は深いトラウマとなる。
これらの行為は、一般に、相手にとってのトラウマと言う観点から語られることはあっても、本人にとってのトラウマという視点は欠落しており、
一方的に非難される立場に置かれる事がさらなるトラウマを与えることもある。

摂食障害の不安に向き合う 水島広子 岩崎学術出版社

規範意識が強いので「過食」「万引き」をしてしまった自分に対する罪悪感が次の過食や万引きを生み出すという悪循環を断ち切るには医学モデルでのアセスメントが欠かせない。
(ただしアセスメントといっても受けるべき社会的懲罰はしっかり受けるべき棚のは当然である。)














彼女たちはなぜ万引きがやめられないのか?

彼女たちはなぜ万引きがやめられないのか?

「やめられない心」依存症の正体

「やめられない心」依存症の正体

フェリチンのマスキング(マスクデータ)とは何か


  H24.7  H24.12



・肝臓の状態を示す項目


GOT 28  48
GPT 32  89
γーGTP 39  77



・鉄(だけでもないけど)の状態を示す項目


ヘモグロビン15.9 15.1
MCV   90  89
フェリチン 35.6 204
UIBC 238 102











フェリチンが5ヶ月で170も増えているのにMCVは減っている。
MCVは鉄の重要な指標。フェリチンが上昇しているって事は身体に鉄が貯蔵されているって事のはずなのに、
それがMCVに反映されていない。

なぜか。

これこそが、「マスキングされた血液検査の結果」なのだ。



※マスキング=本当の正体が隠されている






フェリチン値は悪性腫瘍、肝障害、心筋梗塞感染症、炎症などで貯蔵鉄量とは無関係に上昇
鉄欠乏状態の患者で、これらの疾患がある場合は血清フェリチンの低下しないことがあるので注意。

http://hospitalcity.jp/blog/10002398/p10051504c.html

ここに肝障害があると、フェリチン(貯蔵鉄量)は無関係に上昇すると書いてある。
肝障害というのはたとえば肝炎、肝硬変なのかがある。
けど、これはもう、本当に病気で、GOTGPTは4ケタを示すらしい。


ただ、脂肪肝というものもある。
そして隠れ脂肪肝というものも。

隠れ脂肪肝はGOTとGPTが正常範囲内にあるにも関わらず、GPT>GOTの状態のことをさす。




GOTとGPTが体内で活性を維持するために
ビタミンB6が絶対に必要になります。

それが不足してくると、
GOTとGPTの値が低くなってきますが、
GPTの壊れる速度がGOTより速いため、
その値に開きが出ます。

その開きによって、ビタミンB6が不足が分かるからです

(診たて違いの心の病 実は栄養欠損だった 溝口徹 第三文明社


本来は、GOTのほうがGPTより高い状態が肝臓のベストの除隊なのだけど、上記に示した僕のデータでは、二回ともGPTの方が大きくなっている。
これは、肝臓の働きが悪い、つまり肝障害が起きていて、フェリチンの値は200を超えているのだけれど、まったく当てにならないって事だ。




むしろ、最初の検査がGOT28でGPTが32だった。



GOT・GPTは基準値の範囲内ですが、
γーGTPが高く、
GPTがGOTより高くなっているので、
脂肪肝が疑われました。


このときのフェリチン35.6でさえも、肝障害によって上昇させられた数値なのであって、35よりもっと低い値だったって可能性もある。



「フェリチンはマスクデータですね、マスキングされてますね」などと医療従事者に言われてポカーンとしてしまったときには、
フェリチンは他の臓器の影響を受けていることに気づけたら僕のように謎を抱えなくて済むのではないかと思って、書き残しておきます。


















■1日あたりの失われる鉄量

バランスのとれた食事から摂取する鉄の量
(10〜15㎎) 十二指腸からの鉄吸収率(約10%)
+1〜1.5mg
汗・尿・大便などから排泄される量 -約1㎎
差し引き(男性、閉経後の女性) ±0
1回の月経で失われる鉄量(約20〜30㎎) -平均1㎎
差し引き(有経女性) -約1㎎

上記のように、有経女性では1回の月経で約30ミリリットルの血液が失われますので、よほど徹底した食事管理でも行わない限り、健康な女性でも貧血は起こしやすいと考えます。

そして、この患者さまのように、子宮内膜症子宮筋腫、子宮腺筋症などによる月経過多がある場合は、
80ミリリットル以上の出血がありますから、貯蔵鉄だけでなくヘモグロビンや血清鉄の値までも「からっぽ」になるのは当然なのです。
http://www.cfs-hygeia.com/results.html

お腹の不快感からの摂食障害ってけっこうあるパターンだと思う








○お腹の不快感→食べれない→飢餓→過食→嘔吐


彼女はある日、奇妙な“お腹の張り”を訴えた。
食欲もなくなり…無理に食べようとすると吐いてしまう。

おなかに不快感を感じると、食事が不快になる。
不快なものは遠ざける。
食べないのが最も楽なんだから。


ところがある日、彼女は急に食欲が湧くようになり、たくさん食べられるように。
父親は喜んだが、世余の食欲は異常だった。
気づけば、大人5人分の食事を1日8回も食べるようになっていた。


しかし、人間は食べて生きる生き物なので、食べることをしないでいると、それを補うように食べたくなるときがいつかくる。
いままで食べなかった分を補うように身体が食べ物を求めてくる。
もちろん、食欲がちょうど良い所を忘れてしまって食べ過ぎてしまうって言う要素もあるけれど。

食べない状態を続けていると「どれだけ食べて満足していたか?」ということは、わからなくなってしまう。


彼女はおもいっきり食べると、食べた物をほとんど吐いてしまう。
そして、吐いた後はまた猛烈な空腹感に襲われ、その欲求を抑えられず食べてしまうのだった。
その繰り返しで、栄養はほとんど取れず体重も増えない。まるで拒食症の過食嘔吐の状態。

吐いた後に空腹感があるのは、やっぱり血糖値があがらないかインスリンが効きすぎてしまっているか。
いずれにせよ機能性低血糖症の兆候が彼女にはあるのではないか。
だから、食べないで居ると低血糖に陥って意識がなくなってしまう。


そして、もう一つ思うのは、「お腹のハリ」という拒食状態を生んだ問題が解決されていなければ、
食べるようになったとしても、お腹の不快感計らわずあるのだから、不快感を解消するために嘔吐をしてしまうのも、ある意味で当然のように思える。




食べて吐いてを繰り返す彼女は、今もやせ細っている。
15歳で身長150センチにして体重はわずか30キロ。
病院での診断も『精神的なもの』と言われただけで詳しいことはまだ分からないという。


「お腹のハリ」を生み出す要素として「精神的名なもの」が関わっている確率は高いでしょう。
しかし、そこに集約してしまうと、正直、母親も居ない父親も実の父じゃない、お金もない、という家族の状態においては、回復が見込めないことになってしまう。







だが彼女の場合、『痩せたい』や『太りたくない』わけではなく『空腹に耐えられない』という感情でたべていた。


空腹に耐えられないのは、血糖値の問題でしょう。恐らく。
あるいは、精神的な無力感みたいなものを抱えているのかもしれない。(母はいないし父は本当の親ではない。山で捨てられていたという傷が嘔吐を引き起こしていないともいえない)


ただ、摂食障害の全てを「痩せたい病、親子関係」に集中させてしまうのは、治療が遅れる原因にもなりかねないのではないかと、これからの飽食社会では危惧している。


食べても食べても血糖値が上昇しなければ、食べないで居ると意識が飛んでしまう。
お腹の張り問いストレス症状なのかあるいは胃下垂という体質の問題なのか、あるいは炭水化物ばかりを摂取していると低血糖症になって過食してしまうのか…

摂食障害には考えられる原因が多すぎる。
先進国に住んでいない限りは、その多すぎる原因を検討することすらできないだろう。


(いやそもそも、”贅沢病”なんていうくらいだから、貧しい場所では起こらない病気のはずなんだけど…先進国になるほど痩せている=女性の地位が高いという図式になるのであって、貧しい農村でそういう価値観が根付いているとは思えない。となると、内臓系の不全か、山に捨てられていたことが問題になる、のかもしれない。。。。)
















○嘔吐を「内臓のつぶしあい」という視点で見てみるーー胃下垂と嘔吐



オシドリさんはやや小柄で、華ある表情が印象的な20代の女性でした。

オシドリさんの悩みは「嘔吐」。食事をするたびに食べたものを吐きます。
よくダイエットしすぎで拒食症になった方が食後に吐きますが、そういうのとは違い、
まったく自分の意思とは関係なく食べた物のほとんどを吐いてしまいます。


体つきはといえば、肋骨はほとんど骨と皮だけ。

おなかは深く大きく全体的にえぐれた状態になっています。お顔だけがややほっそりとはいえ、
穏やかで華やかな表情をされているので、その差がより際立つほどの痩せこけ方でした。


ご夫婦で自営業をしていたオシドリさん。奥さんは経理担当でしたが、ほとんど仕事ができず。
それもそのはず、朝ごはん食べてもすぐ嘔吐。お昼ごはん食べても吐き、
夜ご飯食べても吐く。かならず嘔吐するのでだんだん食べるのが怖くなり、お昼は抜き、
朝夕だけのご飯も量を減らしますが、それでも吐く。本人はもう食べるのが怖いし、
本当は食べたくないけども、生きるためには食べないといけないから最小限を無理やり
たべる。でも吐く。そうしてどんどん体が痩せこけ弱ってきたそうです。


明るく快活なオシドリさんの人柄に僕も周りも救われてましたが、
食べるのが怖いという生活は、ある意味地獄だったと思います。

もちろん病院にも色々通い、様々な検査をしたけれど、異常が見つからず、出された薬
を飲んでも状態は改善せず、途方にくれていたところでわごいちの「おなかの整体」を
知り、切羽詰った状況で飛び込んでこられました。




嘔吐っていったら、軽く見てしまいがちですが、人間栄養を取らないと死ぬんです。
(ウンチがでなくても死にます。)人が死ぬって言うのは、なにも癌や心筋梗塞だけ
でなく、胃腸が止まると死んでしまうのです。

実際オシドリさんも、毎回整体に付き添ってこられたオシドリ旦那さんも、
言葉には決して出すことはなかったのですが、「死の影」を感じておられたと
思います。ご夫婦と僕の3人が、それぞれ相手の立場を気遣って口にださないけど、
心の中では迫りくる「死」に怯えていた、そんな状況で整体が始まりました。




オシドリさんの胃がおへその辺りまで下がり、腸の渦に「ズボ」っとうまっていることを。
しかも埋まっているだけでなく、埋まった胃をとりまく腸が、獲物を締め上げる蛇のように
胃を縛り上げていました。さらに悪いことにその腸と胃が癒着しているのです。


胃に食べ物が入ってきても、周りから腸が締め上げるので、食べ物を抱えていることができません。

そうなるとそのまま十二指腸に流すか口に逆流させる(つまり嘔吐)しかないのですが、多分胃の出口もきつく締め上げていたのでしょう。
それで腸にも流せず、やむなく口に逆流させたんだと推測できました。



そうとわかれば、あとは胃にへばりついた(癒着した)腸を1本ずつはがしていき、
胃を腸の束縛から解放し、元の位置にもどすだけです。

徐々に徐々に、胃は元に戻っていきました。

それと共に、オシドリさんの嘔吐はなくなっていきました。




僕はこの一件で、本当にいろいろなことを学びました。
整体師の心構えから、自分の技術の課題から、整体という仕事の喜びから。

それと同時に「胃下垂の怖さ」というものをつくづく思い知らされました。
(わごいち 胃下垂 で検索!)














◇平成25年5月29日 世界仰天ニュース 拒食症 その②



■ザ!世界仰天ニュース

http://www.ntv.co.jp/gyoten/
2013年5月29日(水) 21時00分〜21時54分
2011年、中国の北東に位置する農村部、重慶市雲陽県。
山奥の貧しい村に住む向 世余(シャン・シーユー)さん、14歳。


彼女はある日、奇妙な“お腹の張り”を訴えた。
食欲もなくなり…無理に食べようとすると吐いてしまう。
病院にも行ったが原因はわからない。

まともな食事が取れない日々が半年ほど続き、父は大変心配した。

ところがある日、彼女は急に食欲が湧くようになり、たくさん食べられるように。
父親は喜んだが、世余の食欲は異常だった。
気づけば、大人5人分の食事を1日8回も食べるようになっていた。
空腹に耐えられなくなり、ひたすら食べ続ける世余・・・
その一方で、彼女は一向に太る気配はない。

一体なぜ?


そこには、ある秘密があった。
彼女はおもいっきり食べると、食べた物をほとんど吐いてしまう。

そして、吐いた後はまた猛烈な空腹感に襲われ、その欲求を抑えられず食べてしまうのだった。


その繰り返しで、栄養はほとんど取れず体重も増えない。まるで拒食症の過食嘔吐の状態。

だが彼女の場合、『痩せたい』や『太りたくない』わけではなく『空腹に耐えられない』という感情でたべていた。


彼女自身も父親の事を考えると食べるのを止めたかった。
しかしある日、父親が家に戻って来ると、シーユーが空腹に襲われ、耐えきれず気を失って倒れていた。
やがて「1日8食の大食い少女」と、小さな村では知らぬ者はいなくなった。
2012年11月大食い少女としてテレビの取材が来た。
その大食いっぷりが大反響を呼び、なんと重慶の病院がシーユーの治療に名乗りを上げた。


仰天スタッフは、シーユーの元を訪ねた。
彼女は、3月まで病院で治療を受けていたが、今は自宅に戻っていた。
現在の彼女の食欲は前とあまり変わっていなかった。
今も1日8食は食べてしまうという。

食べて吐いてを繰り返す彼女は、今もやせ細っている。
15歳で身長150センチにして体重はわずか30キロ。

病院での診断も『精神的なもの』と言われただけで詳しいことはまだ分からないという。


父は娘のために何の治療をさせたらいいのか分からず悩んでいた。
彼女はどんな生活をしているのか!?ご飯に必ず混ぜるのがトウモロコシを粉状にしたもの。
これは量を増やすためである。朝6時、1回目の食事の日のメニューは玉子スープとご飯。

食器はなんと洗面器。朝食を黙々と平らげ15分で完食すると、今食べたものをほとんど吐きだしてしまう。
これを毎食、計8食繰り返した。稼ぎは、ほとんど食費で消えていき、家計は苦しいが、食べさせないわけにもいかない。

娘を献身的に支える父には驚きの事実があった。
なんと彼女は生後数日で山にすてられ、見つけたミンタンさん(父)が育ててきたのだという。

母親の無念を晴らすために利用された拒食症の娘




○平成25年5月29日 世界仰天ニュース 拒食症 その①


>>母は、時間があれば娘を何度もオーディションに参加させた。体重も厳しく毎日計ってチェック。

>>実は、母親は昔モデルを目指していたが、その想いも叶わず挫折し、その夢を娘に託したのだった。



子どもの人生を支配する母親の典型。

自分の恨みを晴らすために娘を利用した。
自分をモデルにしなかった社会への恨み。
自分にダイエットを課さなかった親への恨み。
思い通りにならなかった自分の体型への恨み。



娘は母親に従わないと母親が不機嫌になってしまうので、逆らえなかった。
母親の機嫌が悪いことは、娘にとっては神を怒らせるも同然なのだから。


そして、母親の支配は母親の悲願が達成されても娘の中に染み付いてしまっている。




>>そして、ワレリアは、「自分がこのような状態になったのは全て母のせい」、と恨むようになっていく。





そう。母親の悲願を達成した後にも「太ってはいけない」という内部に居る母親の声は呪いのように娘の縛る。



>>しかし、必死なのは母親だけで、育ち盛りのワレリアにとっては苦痛でしかなかった。一歩家を出れば、自ら食事制限をすることなど出来るはずもなく、12歳でポッチャリ体型に。




おかしなダイエットは途中で投げ出すのが普通の、健康的な人間のあり方。
食べなかった分、ポッチャリ型になるのは、ある意味で正常なのに、母親が母親自身の後悔を晴らすために娘を支配したのだ。

















■身長170センチに25キロ


1973年、ロシア・モスクワで生まれたワレリア・レヴィチナは、少しポッチャリした健康的な子供だった。

幼くして両親は離婚し、母と2人暮らしに。

ワレリアが16歳のとき、母が再婚。
これを機に母と新しい父はアメリカに移住することを決めた。

そしてワレリアが21歳の時、ミスシカゴの栄冠に輝いた。
この頃から彼女の身体にある変化が!

気がつけば身長170cmであるのに関わらず、体重たったの25kgに!
拒食症に陥ってしまった彼女…原因は母親にあった!
果たして彼女の運命は!?


実は、母親は昔モデルを目指していたが、その想いも叶わず挫折し、その夢を娘に託したのだった。

だがこの一家には、親戚がみんな肥満、という問題があった。

娘も油断すればすぐに太ってしまう。その為、母は。娘についつい厳しく食事制限をさせてしまった。

母は、時間があれば娘を何度もオーディションに参加させた。体重も厳しく毎日計ってチェック。
しかし、必死なのは母親だけで、育ち盛りのワレリアにとっては苦痛でしかなかった。

一歩家を出れば、自ら食事制限をすることなど出来るはずもなく、12歳でポッチャリ体型に。


そしてワレリアが16歳の時、母が再婚し、アメリカ・シカゴで生活することになった。

新しい環境へ移るやいなや、母のしつけは更に厳しくなっていった。
スパルタのような厳しいしつけもあってか、娘ワレリアは21歳の時、見事ミス・シカゴに輝いたのだった。
そして、ワレリアも自らモデルとして働く決意をしたが、モデルとしてはまだまだ太っているため、痩せた方が良いと告げられる。

「まだ太っている」という言葉がワレリアの頭から離れなかった。
そして、もっと痩せなければと思うようになった彼女は、口に食べ物を入れることを恐れるようになり、体重はどんどん落ちていった。

170センチあるにも関わらず、24歳の頃には体重38キロに。
そして、ようやく自分が拒食状態になっていることに気づく。
それは、母も気づいていた。娘に食べさせようとする母と、食べることを拒絶するワレリア。
2人の考えは昔と全く逆になっていた。
そして、ワレリアは、「自分がこのような状態になったのは全て母のせい」、と恨むようになっていく。

この頃には既に、ワレリアの体に大きな異変が起きていた。
無理して口に入れてもすぐに吐き出し、食べようと思っても食べられない体になってしまっていたのだ。

ワレリアの体は膵臓炎を患っていた。
膵臓は、食べ物の消化を助ける膵液を分泌する。
その膵液は、食べ物を想像した際にも分泌される。
彼女は拒食症で何も食べなかったが、食べなければという想いが異常に働き、膵液異常に分泌され炎症を起こした可能性があった。


心配した母が病院へ連れて行くと、入院して治療に専念することを薦められるのだが、ワレリアは治療を拒絶し、なんと一人ロシアへと帰ってしまう。
症状を治すためには、母の元を離れなければ無理だと考えたのだ。

その後の彼女の生活は過酷なものだった。
体のせいで、雇ってくれるところもなく、失業手当での生活。
サプリメントでの最低限の栄養を補給するだけで、体重を増やすことも出来ない。それでも必死に拒食症と闘った。

そして、2012年8月。彼女の姿はロシアの番組で紹介された。身長170センチに25キロ。
ワレリアの存在は瞬く間に世界中に広まった。
それから半年後、ワレリアは今、温暖な気候のモナコで一人暮らしをしている。

拒食症は治っていないが、膵臓炎の症状は和らいだという。
また、ワレリアの元には、世界中からどうすれば痩せられるかとの相談のメールが来ている。

ワレリアは、拒食症のせいで孤独を味わい、魅力を失った、と厳しく警告する。
そんな彼女の夢は、子供を授かること。彼女は今、代理母の事も考えているという。

DVの中で見つける希望







「希望は素晴らしいものだよ」

or

「希望は人生を破滅させる」



which takes?














人間はどんな状況でも”希望”を見出さずにはいられない


奥さんは、夫の暴力に虐げられている間、いつか誰かが助けてくれる、きっと子ども達と幸せに暮らせる日が来る、
そんな希望を胸に秘めてずっと生きてきたのね。
その希望だけが生きがいで心の支えだった。

離婚が成立し、夫と別れられたら、その希望は叶えられる。
でもね、叶えられるってことは、希望を失ってしまうことでもある。
つまり、今までと同じように希望を持ち続けるためには、暴力夫から離れるわけにはいかないのよ。

DVというのはそこまで人の心を歪めてしまうものなんだって痛感した。

(手のひらの砂場 唯川恵 集英社





例②DV=夫の暴力に耐えてきた田上由香里さん


■病気と言われてしまうと、割り切れない


彼女は長い間、夫の暴力に耐えて生活してきた。

それは辛い生活であったかもしれないが
自分で選んだ結婚であり、二人の子供を生み育て築き上げてきた時間である。

彼女の人生であり、生きる場所でもあったのだ。

それをいきなり「DV」と言われて、
全てを否定されてしまったような気がする。


暴力に耐えなければならない理由も自分で見つけてきた。


たとえば、自分が妻としてもっとしっかりできれば夫も穏やかになるかもしれない。
子どもがもう少し大きくなれば夫も優しくなるだろう。
あるいは、夫の仕事がもう少し落ち着いてくれれば暴力もおさまるだろう。
二人目が生まれれば家も賑やかになるから…などである。


そう自分に言い聞かせ、自分を抑えて生きてきたことこそが辛かったはずである。

そこで急に「ご主人は病気だから治しましょう」と言われてもどう答えていいか分からない。

それが由香里さんの正直な気持ちであろう。



由香里さんは長い間、痛みに耐えてきたのだ。


胸にはナイフが刺さっている。痛みは消えない。
しかし、ここでももしナイフを抜いてしまったら、
もっと痛みがひどくなるだろうし、一気に大量の血が噴出して死んでしまうかもしれない。
そんなことをするよりも、今はこのまま耐えていたほうが少しましなのである。それを彼女は知っている。

(生まれ変わる心―カウンセリングの現場で起こること 高橋 和巳 筑摩書房








手のひらの砂漠

手のひらの砂漠

自律神経失調(起立性調節障害≒起立性低血圧≒副腎疲労症候群)→低血糖症→過食症


○僕の血圧



・寝て


みぎ 115/64/58(最高/最低/脈拍)
ひだり118/57/56





・立って


みぎ 91/65/86
ひだり96/67/85









最高血圧が寝ている時と立っているときで左右とも20以上低下しています。
そして、脈拍は25以上上昇しています。

この低下と上昇は健常な30歳前後の男性では出てこない数字でしょう。





さて、ここに隠れているのは、何なのか。
やっと、自律神経失調症からはじまったであろう症状の機序を自分なりに納得できたので記録しておきたいと思う。



















端的にまとめれば…


副腎疲労が起立性低血圧を起こす。

自律神経失調症の交感神経の働きが弱い(カテコラミンが弱い)のはカテコラミン最大の臓器は副腎の働きが弱い。

起立性低血圧が副腎の働きが弱い証拠になるのであれば副腎の働きは低下している。
低下した副腎は低血糖症を起こす。

低血糖症は食べて食べても満腹感を得られない。
食べても食べても満たされない→過食症摂食障害


自律神経の失調には副腎疲労が関わっていて、低血糖症には副腎が働いていないことになる。
過食症には低血糖症が関わっている。

つまり、過食症を治したければ、副腎及び自律神経のバランスを整えればいいことになる。自律神経を整えること、コミュニケーションに関しては水島広子先生の対人関係両方を知ったことによってかなり軽減が見込める。あとは、身体的なもの。
これは分子整合医学と漢方薬で乗り切れるのではないかと、期待している。
(フェリチン35が改善されていた場合は立ちくらみは鉄欠乏性貧血ではなく起立性低血圧と確信できると思っている)















以上、そして以下、いま僕に起立性低血圧が起こっていることから読み取れることである。




































■起立性低血圧

座った状態の血圧より起立時の血圧が20異常下がるときは起立性低血圧症。もっとも常時血圧が低いという人で、起立性低血圧症という人もいて、4割くらいが重なっているように思います。だるい、元気がないという症状から心療内科では多く扱われますが、低血圧症は神経系統の問題なのです。

http://www.kitashinkei.com/shinryou/teiketsuatsu









■副腎疲労

低血圧は、立ちくらみは貧血か副腎機能低下症に特徴的な症状です。

また、乳幼児期のステロイド長期使用はたとえ塗り薬でも副腎の成長を抑制しますので、これも大人になってからの副腎機能に影響することがあります。

 副腎機能が十分でないと、血糖値が保てず、それを補うために甘いものを多く摂る習慣ができてしまうようです。

このように、彼女は低血糖症や副腎機能低下症の多くの症状を満たしていた為に検査を行いました。

http://rootcause.jp/afs/index.php?%E5%89%AF%E8%85%8E%E5%BE%A9%E6%B4%BB%E5%AF%BE%E7%AD%96





血圧の上下って副腎の働きの影響を受けます。

血圧は高いと健診でひっかかるでしょうはてなマーク
低血圧はほとんどひっかからないし、スルーされることが多いですね。

そこに隠れていることがあるわけです。

やり方は、

まず、寝ている状態で血圧を測って
その後、立ち上がって血圧を測る。

簡単ですね。

これで何を見るかというと、
それぞれの状態ででた値の差を見ることで副腎の状態を推測するのです。

血圧測定するときは、バタバタした状態は避けてね。
安静にして寝たままで測定して、
それが終わったら、さっと立ってまた血圧を測定する。

そして、立った状態の血圧の値が、寝ている状態の値よりも
10~20mmHgぐらい高い場合には、副腎の働きはOK。

もし、立った状態の血圧の値のほうが低ければ副腎の働きは低下している。

こういう具合に考えられています。

これを、実際に見ていたのでいろんな人の血圧を測っていたわけなのです〜。

私の値でいいますと、
1回目の測定値は、 寝たまま状態100/60mmHg
立った状態 100/60mmHg

ほぼ、一緒でした。

普通はね、立位になると血圧上がるはずなのですが、
私の場合は変わらないし、鈍い感じ。

もしやコレは。。。水不足はてなマーク
ってことで、あわてて水を250mlほど補給。

気をつけなくてはならないことなのですが、
水分が不足気味だと血圧って低くでるんですよ。

私はもともと低いのですが、ちょっと喉が渇いていた状態で
測定してしまったので、血圧が正しく測れなかったかも、と
水を飲んで15分程度時間をあけて再度測定にチャレンジしました。

250mlぐらいだからコップ1〜2杯ぐらい目安ですね。

その2回目の測定値は、 寝たまま状態 100/60 mmHg
立った状態 110/70 mmHg

http://ameblo.jp/1222m/entry-10946317669.html?frm_src=thumb_module














正常な人では、その体位が移ることで約8mmHgの上昇が確認されますが、現代社会に生活する人の中では、適切な上昇を起こす人は少ないと言われています。
起立によって血圧が上昇することが少ないため、一部の医療関係者は血圧が降下するのが正常と信じているくらいです。

副腎機能低下症では、交感神経活動を抑制するような多くのメカニズムがあるので、起立したときに血圧が降下するのもうなずけます。

http://chirotic.exblog.jp/17345143/


























起立性調節障害(OD)

血圧が低下すれば、脳へ行く血流が低下する場合があり、脳貧血を起こします。心拍が異常に増加すれば、動悸による胸苦を感じます。
いずれの場合も心臓を消耗させているわけで、患者は、1)疲れやすい 2)ふらつき(立ちくらみ) 3)朝起きられない 4)頭痛 などを訴えます。小児の“不登校”“怠け”の中にODが紛れていたら、その子供が可哀相です。
ODの原因は自律神経失調と考えられています。私のクリニックでは自律神経の機能を数量的に解析していますが、一般的にODでは交感神経過敏が認められます。
すなわちODでは起立という刺激により交感神経が過敏に反応し、心拍が異常に増加し、場合によっては心臓が無駄打ちして血圧が低下するのです。
また交感神経が長期間緊張すると、副交感神経が低下していくことがあります。こうなると回復に相当な時間がかかります。そこで心臓と自律神経の両方のケアが必要となります。交感神経の緊張、副交感神経の低下にはSlow life(生活配分も食事と同様に腹八分にしてゆっくり)が大切です。最近ODが増加してきているようです。多くの現代人は少なからず人生(心臓)を消耗させて生きている傾向があるのではないでしょうか?

http://www.watanabe-cli.net/wadai06.html

交感神経のはたらきが弱っていると、血圧をうまく上げることが出来なくなります。
 頭(脳)へ血液が行き届かなくなり、気分が悪くなって、フラ〜っと倒れてしまうのです。

 これが起立性調節障害で、めまい・立ちくらみが起こるメカニズムです。
 血管を収縮させて、適度に血圧を上げて調節する交感神経のはたらきが弱いのです。

http://mindedbody.blog108.fc2.com/blog-entry-111.html



















自律神経失調症

自律神経失調症の症状にはどんなものがあるでしょうか?
1.全身にあらわれる症状   ほてり、めまい、だるさ、微熱など
2.器官にあらわれる症状   頭痛、耳鳴り、下痢、息切れなど
3.精神にあらわれる症状   落ち込み、不安、イライラ、無気力など



自律神経失調症の特徴にはどのようなものがあるでしょうか?
1.症状には、ストレスの大きさや元々の性格が影響する場合がある
2.症状はさまざまで、個人差が大きい
3.症状は不安定で、定まらない場合が多い
4.他の疾患と間違えやすいような症状が多い

以上のような特徴があります。

同じ自律神経失調症であったとしても、他人とまったく同じ症状があらわれるとは限りません。

からだ全体あらゆるところにいろんな症状で、自律神経失調症の症状は出てくるのです。

http://自律神経失調症症状.com/index.php?%E8%87%AA%E5%BE%8B%E7%A5%9E%E7%B5%8C%E5%A4%B1%E8%AA%BF%E7%97%87%E7%97%87%E7%8A%B6



自律神経と立ちくらみ


私たちのからだの中には脳や脊髄を中心にした中枢神経とそこから出ている末梢神経とに分けることができます。末梢神経には、手足や顔などの筋肉を動かす運動神経や痛みやかゆみ、触覚に関係する知覚神経、それに自律神経が散在します。

自律神経は血液の流れ、血圧や心拍数、体温などの調節、胃腸の運動などに深く関係していて、私たちのからだを守る上できわめて重要な働きをしています。自律神経は私たちの意志ではコントロール不能で、脳にある自律神経の中枢から自動的にコントロールされています。

自律神経の重要な働きの一つは脳の血流を守ることです。横になっている時に全身を平均的に流れている血液は、起きあがると血液そのものの重力の影響で足の方にたまってしまいます。すると脳が血液不足になりふらつきやひどいと失神を起こします。

健康な人ではそうなる前に自律神経が働いて血管を収縮させ、血液が下の方に一気に落下するのを予防しています。ところが自律神経の働きが弱いと、これが十分にできなくなります。これが立ちくらみの原因です。自律神経失調症とは、TPOに応じて働かなければならない自律神経の機能が鈍ったり、働きが悪くなることを指しています

http://www.miyake-naika.or.jp/03_katei/otona_tatikurami.html


















※脳貧血(起立性低血圧)

・脳貧血と貧血


脳貧血と貧血がしばしば混同され誤って理解されていることがあります。貧血は様々な原因で、血液中の赤血球の異常(ふつう数が減少しますが正常のこともあります)を生じた場合を指します。俗にいう脳貧血は立ち上がった時にふらつきやめまいなどを感じる場合を指していて、赤血球の変化とは関係なく血圧の変化で起こってきます。

貧血が強くなると、たちくらみやめまい、疲労感、息切れや動悸が起こってきます。脳貧血の症状と似通っていますが、血液検査で赤血球数や血色素量の変化で貧血の診断は容易にできます(詳しくは、血液検査で分かること−貧血の検査 をご覧下さい)。


http://www.miyake-naika.or.jp/03_katei/otona_tatikurami.html











■副腎疲労低血糖症

 副腎疲労でお困りの人は、同時に、低血糖症(血糖調節異常)である可能性が大いにあります。
 副腎ホルモンが少ないと、血糖値を上げて正常範囲内に維持することが難しくなるからです。

 低血糖症の人が消化吸収の早い糖質を摂ると、ドーピングのように疲労感は一気に解消します。
 しかし、糖質は、血糖値の乱高下を招き、ふたたび低血糖状態を招いてしまいます。
 血糖値を上げるはたらきをする副腎は、ますます疲労してしまう悪循環になります。

http://mindedbody.blog108.fc2.com/blog-entry-356.html

副腎疲労を患っている人は、たいてい低血糖症も患っていて、血糖値を素早く上げてくれる小麦粉や砂糖を使った食べ物を無償に食べたくなることが多いのですね。

さらに悪いことには、砂糖と精製された小麦粉などは栄養のないカロリーと言われていて、その代謝の際には、すでに枯渇した状態にある身体回復、維持に必要なビタミンやミネラルがさらに失われることになるので、まさに副腎疲労の人にはダブルパンチです。

これが副腎疲労を患っている人が「砂糖と精製された小麦粉」を避けた方が良い理由ですね。

副腎は血糖値のコントロールをしていることでも知られていました。
たとえば、砂糖や小麦粉を使ったものを食べたとします。一時的に血糖値が上がったあと、インスリンの働きで血糖値が急降下すると、下がり過ぎの血糖値を上げようとして、循環コルチゾールにより、たんぱく質や脂肪が血糖へ変換されて、血糖値の低下が補われます。
しかし、副腎が疲労している場合は、循環コルチゾール濃度が低く、新しく血糖を作る需要に対応することができません。
その結果、血糖濃度はさらに低い濃度まで下がり続けます。

こういったことが副腎の機能低下をさらに悪化させてしまうのです。

http://chirotic.exblog.jp/17820081