2013-04-01から1ヶ月間の記事一覧

拒食症は「いい子」から卒業するための病気〜親子病理としての拒食症〜

◇共感欠如≒境界線問題「あの子、死にたいっていうんです!もうどうしたらいいか…」「どうして娘さんは死んではいけないのですか?」「あの子が死んだら、私はどうしたらいいか…私は耐えられません!!」「そこなんですよ、お母さん。」 「お母さんは『娘が死…

「境界線みたいな身体が邪魔だね」←男には分からない

女性って、そんなに自分の身体が邪魔だと思っているのかな?川上さんとか金原さんとかの小説には(主に生理のことだけど)「この思い通りにならない身体を捨ててしまいたい」みたいなことが書いてあった記憶があるし、 「この身体さえなければあなたの心にも…

【コミュニケーション障害≒対人関係の欠如】という気づき

僕には心の支えになっている言葉がある。 この人生を諦めずに呼吸をどうにか続けようとしている支えの言葉がある。 それは、「過食(嘔吐)は対人関係への不満の指標」であるという文言。これを信じているのであれば、僕やるべきことは「食べる量を根性で健…

のどが渇いた時には、もう水は無い

ほら、若い頃って徹夜しようと泥酔しようと何とか気持ちで乗り切れたじゃないですか。 無理が利いたって言うか、身体が心に支えられていたんですよね。けれど、この年齢になると逆だってわかったんです。身体が心を支えているんだって。 (途方もなく霧は流…

【書籍紹介】摂食障害の発症意義を理解するために

◇摂食障害発現の意味を理解するために ネットで摂食障害を検索すると、 「摂食障害という病気の病状説明」「あるいは原因」「なりやすい性格」などはヒットするが、具体的に抱えてしまった病状とどう向き合うのかということはあまり書かれていない。 あるい…

ジェンダープレッシャーとしての摂食障害〜なぜ摂食障害は女性に多かったのか②〜

◎結論女性には「痩せろ」という社会的なプレッシャーがある。 人間の生物としての恒常性に背いてまで社会が求める痩身にあわせるように生きている。 ダイエットによって恒常性が強烈に混乱させられて、食欲や正常な体型の自己認識ができなくなり摂食障害にな…

女性脳から見る摂食障害〜なぜ摂食障害は女性に多かったのか①〜

▼主題=寂しさと食欲心の空洞、心の虚しさこれらは何を示しているのか。 抽象的過ぎてイマイチピンとこなかった。やっとわかったのは、「つながりを感じる相手が居ない=寂しさ」ということ。 虚しさを埋めるために過食 埋めるために嘔吐。 本音や本当の気持…