抗精神薬(抗うつ剤・抗不安薬)を飲み始めると太る理由の考察
◇薬の悪いところ(副作用)は極力隠される
○過食症者:
「過食をとめてもらいたくて薬を飲んでいたら太ってしまった。
もう二度と、あの医者は信じられない!」
○拒食症者:
「薬を飲んだら太りそう。太らせる薬を飲まされそう。
いや、むしろ、医者に言ったら太らされる(一応、治療の一環)に決まってい る」
薬の副作用で下痢が起こるのなら、体重に執着している時はありがい!って思った笑。
しかし、便秘や食欲亢進といった副作用が出てしまうことは摂食障害者にとっては最悪。
リボフラビン→食べ物の代謝、セロトニン→食欲
■抗精神薬…ビタミンB2を欠乏させて脂肪蓄積を
抗精神薬を飲むと太る人が多いですが、これは抗精神薬が補酵素型フラビンと似ており、
リボフラビンへの補酵素型への変換が阻害される、すなわちビタミンB2の欠乏を来たすことが原因です。
ビタミンB2をはじめとしたビタミンB群は、エネルギー代謝に関与している栄養素なので、欠乏すると肥満になりやすいと考えられています。
抗精神薬を摂取する場合は、ビタミンB群の補給が大切なのです。
セロトニンは食欲にも関係する。
鬱病の人がある種の抗鬱剤を使用すると脳内のセロトニンが増加し、うつ症状が改善するが食欲増進を訴える者が多い。
これは、セロトニンが摂食中枢を刺激するためと考えられる。
したがって、セロトニンが多いと肥満の治療の応用に役立つことも考えられる。
セロトニンの受容体は1〜7まである。
S-1Aにセロトニンが結合すると忍耐力や活力が増す。
S-2Aでは鬱病となる。
S-2Cでは満腹感が得られる。
抗ウツ剤でセロトニンに作用するものは、
2Aと2Cのセロトニン量を減らすため、ウツは改善されるが、
いくら食べても満腹感が得られぜず、太ってしまう。
1Aでセロトニンが減少すると衝動的で暴力的でまた、憂鬱となる。
つまり、自制心がなくなる。
※S-2Aがセロトニンによって刺激されると鬱病が増すので、
セロトニンを遮断する。つまり、セロトニンを減らす。
減らすのはS-2Cにも波及してセロトニンによっての満腹感が減少して食欲が亢進する。
そして、2Aと2Cで減らした分のセロトニンをS-1Aに終結させて忍耐力や活力を増させることで、うつ病の症状と呼ばれる症状たちを抑える。
(抗うつ剤はセロトニンの総量を増やすのではなく、今あるセロトニンをある部分に集結させているだけ。
だからこそ、セロトニンの原料であるフェニルアラニンからセロトニンを生成して、体内の総量を増やす必要がある)
物事の悪い面を排除したがる貪欲な摂食障害者
薬の副作用で下痢が起こるのなら、体重に執着している時はありがい!って思った笑。
しかし、便秘や食欲亢進といった副作用が出てしまうことは摂食障害者にとっては最悪で
もっとも避けたい自体出し医者も両親に殺意を覚える。
■決断を下すとは自分に責を課すこと
ただ、世の中のルールとして…
・食べたら、カロリーが摂取される
・買ったらお金を払う
・吐いたら必要な液体も身体から抜ける
・薬の作用を期待するなら副作用がある。
医者の医療にある程度委ねたのなら、
病気の治療中くらいは作用摂食障害の軽減)を期待したときのリスク、つまり副作用(便秘、食欲亢進、太る)
ということも、しっかりと「自分が望んで治療に臨んだのであれば、しかたないけど受け入れていこう」
という自己責任論として自分に責任を課す。
忘れないために
現代の医学では摂食障害という疾患を一発で治してくれる
魔法の医薬は無い。
ただ、食欲増進剤も食欲抑制剤も、
どこかの国ではある条件にそぐえば服用が認められている。
でも、そういう薬があるのに摂食障害の治療の第一選択肢にならないのは、きっと、つきつめれば、
「食欲のコントロール」が、この疾患の本質的にアプローチするべき病巣ではない、ということを示しているのかもしれない。
むしろ、そういう薬を頼りにしようとするのは、
どっちにしろ「食欲を思い通りにコントロールしようとする」という
摂食障害を生み出した出来事を再び投薬によって行おうとしていると言うことに成り、
まったく、快方に向かっているとはおおよそ言えないのではないだろうか。
もっと上流の、「食欲がある一定程度で収まらない」原因にアプローチするのが
本質的な治療なので、きっと摂食障害の治療に成果を上げている医師であれば、
診察の時に「食事の事」は、あまり議題にあげないはずである。