呼吸中枢についてのキュレーション



呼吸が浅い(呼吸中枢での神経伝達物質の分泌に異常)

■呼吸が浅いデメリット

・自律神経のバランスが崩れるために不調
・運動能力が向上しない
パニック発作を起こしやすい
・カラオケがうまくない
・クロールの息継ぎが4回に一回だったのが2回に1回にかわる














視床下部というのは、脳の深部にあります

視床下部には、呼吸中枢、体温調節中枢、摂食中枢など、生命を維持するために重要な中枢が集中しており、
女性の性周期をつくる中枢(性中枢)も、ここに存在します。






■プロゲストロンには、脳の呼吸中枢を刺激する働き


男性の病気と思われてきた「睡眠時無呼吸症候群」ですが、実は全患者のうち30%は女性患者です。

何故、女性患者が少ないのかというと、女性ホルモンのプロゲストロンには、脳の呼吸中枢を刺激する働きがあります。



呼吸中枢は横隔膜を収縮、肺を広げて酸素を取り込みます。


つまり、女性は男性よりも呼吸を安定させる働きが優れているのです。


女性の場合、50-60代に患者が多い事から、閉経後によって女性ホルモンが減少する為に、発症率が増加すると考えられます。
 







■横隔膜の上下運動が起こると、呼吸中枢が刺激されホルモンの分泌が促進


(1) 横隔膜のストレッチ効果……

息を吐いてお腹をひっこめると、横隔膜が上に伸び、胸郭が下から持ち上がります。
すると横隔膜がストレッチされ、横隔膜にある筋肉センサーが刺激されて脳の中枢神経に信号が送られ、
「落ち着け」というようなメッセージが送られます。


(2) 内臓のマッサージ……
横隔膜の上下動と腹圧の増減により内臓が刺激され、血液循環が活発になります。
それによって全身が温かくなり、ホルモンの分泌が促されます。自律神経系のバランスも調整されます。

(3) 肺機能が高まる……
意識的に吐くと、普段の呼吸では吐き出せない残気を出し切ることができ、その分、新鮮な空気が体内に入ります。
空気と血液のガス交換が行われる肺胞は3億〜5億個もあるとされていますが、肺の下にある肺胞は重力によって圧迫され、
通常の無意識呼吸では、肺胞の約20%は空気の出入りが行われていないと考えられています。

呼吸が浅かったり、姿勢が悪かったりすると、その割合はさらに高まります。



(5) 副交感神経の活性化→消化・吸収・排泄のリズムが整う……
血圧は様々な要因で下がることが解明されていますが、呼吸でも変動します。息を吸うときに血圧は高くなり、吐くときには低くなります。










■噛み合わせと呼吸


悪い咬み合わせを放っておくと・・・

・自律神経に障害が生じ、運動中枢、呼吸中枢、ホルモン分泌などの動きが低下します。

・食べ物を咬む力が弱く、そしゃくが不十分になり消化器官に負担をかけます。

・特定の歯ばかりに咬み合わせの力がかかり、その歯の寿命が短くなってしまいます。




■交感神経刺激は腸の蠕動運動は低下し、便秘をおこす一因

副交感神経は腸の蠕動運動をうながしますので、深呼吸をしたり、腹筋を強くしたり
副交感神経の神経伝達物質であるアセチルコリンのもとであるレシチンを摂ることは良いことです。