栄養解析レポートのレポート その②
その①。。。
の続きを
なんというか、身体は「流れている」のであって、
決して、一つの要素だけがおかしくなることってなくて、
全部、つながっていて、「部分の総和は全体以上の意味を持つ」みたいな感じ。
自然から分子を借りて動いている身体の尊さを
いかに無視して、思い通りに操ろうとしてきたのか…
実は、反省を促すための検査結果でもあるのかもしれないと思った。
□食べすぎ吐きすぎ関連
■血小板 18.6
基準値:
10〜40万/μL
血小板は血液中の成分で、出血を止める働きをしており、血小板の数が減少すると、出血しやすくなります。
血小板数が減少する理由として、血小板が作られる量が低下することと、
血小板が破壊される量が増えることが考えられます。
血小板数の減少することで
肝細胞の線維化(コラーゲンなどの線維質が増えて硬くなること)も挙げられている。
肝細胞が線維化してくると、肝硬変や肝がんへ移行する確率が高いため、線維化の程度を知ることは非常に重要です。
※繊維化
繊維化とは一種の結果ではなく、決して独立した疾病ではありません。
繊維化は、各種肝炎が肝硬変になる過程で、必ず通らなければならない道です。
慢性肝臓病によって、肝細胞は壊死します。
その後、肝臓内のコラーゲン繊維化を伴わない結節組織が過剰に増殖して、
正常で柔軟であった肝臓がだんだん硬くなります。
繊維化の過程は、コラーゲン繊維合成過程です。
コラーゲンの合成が多すぎたり、分解が抑制されたりすると、繊維化に発展する可能性があります。
その一方、合成が適切に抑制され、分解が強化されると、繊維化が減少します。
■尿PH 7.5
基準値6.0〜6.5
尿検査でph検査では、尿の酸性・アルカリ性を調べます。
尿検査でのphの基準値は6.0〜6.5です。
中性が7、それより小さと酸性、大きいとアルカリ性をあらわします。健康なヒトの尿は、弱酸性であり、中性に向かうよう体の調節機能が自然に働いています。
しかし食べ物を偏った食べ方をしたり、身体の一部に不調が起こり、調節機能が働きにくい状態だとこのphに変化が起こるのです。
※アルカリ性となるのは、どんな場合があるでしょう。
[嘔吐]
[カリウム塩の摂取過剰]
(胃液や水分を嘔吐することによるアルカローシスを招く!)
(嘔吐してるからカリウム服用している!)
「健康な人の尿pHは弱酸性(pH6.0〜6.5)が正常ですが、体内の環境をできるだけいつも定まった状態に保つように
腎臓が体内の過剰な酸またはアルカリを排泄して調節しているので、pH4.5〜7.5付近を変動します」
という記述があるから、7.5だとギリギリおっけー(日無い変動とかその日の体調など)
だけど、やっぱりかなりアルカリ性に傾いているのは嘔吐の証なんだろうなぁ
※尿検査でphがアルカリ性だったとき
尿がアルカリ性を示した場合は、まず疑われるのは尿路感染症です。
腎盂炎や膀胱炎、尿道炎などがあります。
細菌や膿汁が尿に混じり、アルカリ性を示します。
尿検査のphだけでは判断はできません。
もし体調不良に心当たりがある場合は、医師に相談することをお勧めします。
■CPR 0.02
基準値:0.30以下
C-ペプチド(CPR)とは
インスリンが合成される前段階の物質(プロインスリン)が、
分解されるときに発生する物質です。インスリンと同程度の割合で血液中に分泌され、
ほとんどが分解されないまま血液中を循環し、尿とともに排出されます。
CPRが高値の場合…インスリンの作用低下などが原因と考えられます。
・膵臓の障害(インスリンノーマなど)、
・コルチゾールや成長ホルモンの過剰分泌(クッシング症候群や副腎皮質ホルモンの過剰な服用など)、
一方、2型糖尿病で、インスリンの分泌が低下するとCPRは低値となります。
血糖値が低い状態や低栄養状態で、体内のブドウ糖が不足しているとインスリンの分泌量も減少します。
コルチゾールや成長ホルモンの分泌量が、減少したときにも低値を招きます。
CRPが高い場合にはインスリンの送信・受信の療法の不具合を
低い場合にはインスリンの分泌(送信)がうまくいっていない、、らしい。
■HOMA=R 0.63
HOMA-R=インスリン抵抗性の簡単な指標
x=3.0(インスリン)×85(グルコース=血糖値)/405
x=0.06296296...
一応、数値上はインスリン抵抗性は薄い。
HOMA-Rは、朝食抜きの空腹時の採血だけで、
簡単にインスリン抵抗性がわかるので、非常に便利だ。
ただし、あまり血糖値が高いと計算式がずれてくるので、空腹時の血糖値が140以下の人が対象になる。
■耐糖能指数 0.91
耐糖能指数(1.00が理想)
らしいので、この0.09のマイナスというのは
いったい、どう判断すればいいのだろう…
耐糖能酵素(GTF)とはインスリンの働きに影響を持つ栄養物質のことだが
どんなビタミンもミネラルも、それ単独でそういう栄養物質にはなりえない。
を持っている。ナイアシンは、GTFの一つの構成要素なので、
これが不足すればGTFの体内合成や、身体が糖をコントロールする能力に
マイナスになる。動物の糖尿病でやった実験でも、
ビタミンB3の効果は裏付けられている。
ナイアシンでも摂取してみますか。
インスリンの働きも良くないだろうし…
■グルコース 85
70-109
一応、血中には適正レベルのグルコース(糖)があるらしい。
だけど、それをうまく使えていないから強烈な脱力感や集中力が欠けているのかもしれない。
■ヘモグロビン 15.9
ヘモグロビンは12.1とやや低め程度でしたが、治療後13.7に上昇していることから、隠れた貧血があったことがわかります
女性の場合、元気で疲れ知らずで、PMSなどの症状がない状態にするためには、
ヘモグロビンは少なくとも13以上は必要です。
■グルコアルブミン 14.3
12.3-16.5
A/G比は1.7以下でアルブミンが低い状態です。このような場合、血液濃縮、
いわゆるドロドロ血になっていることがほとんどです。タンパク質・とくにアルブミンが、
血液中に水分を保持できる「スポンジのような」働きを持っているため、アルブミンが減少すると水分量が減り、ドロドロ血液になります。こうなると血管内に水分を十分に保持できないため、血管外に水分が滲出し、いわゆる「むくみ」の大きな原因になります。
□血流に関して
■TIBC 351 (270-425)
■UIBC 238 (140-330)
■血清鉄 113 (50-200)
UIBCとは不飽和鉄結合能のことで、
総鉄結合能(TIBC)=不飽和鉄結合能(UIBC)+ 血清鉄(Fe)
で算出される。
UIBC(不飽和鉄結合能)が異常値を示す病態
高値
鉄欠乏性貧血 ・ 潜在的鉄欠乏状態 ・ 真性多血症 など
低値
ネフローゼ症候群 ・ 再生不良性貧血 ・ 慢性炎症性疾患 ・ 肝疾患 ・ 悪性腫瘍 など
血清鉄上昇・UIBC低下
・再生不良性貧血
・巨赤芽球性貧血
血清鉄低下・UIBC低下
・重症肝疾患
■MCV 90!
基準値:85-102
MCVの値が小さくなってくる
鉄欠乏の他のデータがあるのに MCVが正常を保っている場合、B群、Eが不足しているという裏づけになる
100未満の場合場合−B12、葉酸の不足 低い場合−鉄の不足
MCHが低くてMCVが高い場合、ビタミンB欠乏が深刻
基準値内ではあるが
フェリチン(貯蔵鉄)は大きく枯渇していて、
血清鉄も至適量には遠距離。
なので、ビタミンB群とビタミンEが不足している裏づけになっている、らしい。
■CPK 120
CPK(クレアチンキナーゼ)は筋肉に多量に存在する酵素で
筋肉細胞のエネルギー代謝に重要な役割を果たしています。
男性:60〜250 IU/l
女性:50〜190 IU/l
100台前半の人は疲れやすい人が多いです。
CPKは筋肉の中にある酵素であり、
少なくとも100は欲しいところです
心臓をはじめ骨格筋、平滑筋など筋肉のなかにある酵素であり、
これらの細胞に異常があると、CPKが血液中に流れ出すため、高い数値を示します。
そのため、筋肉に障害があると、血液中のクレアチンキナーゼは高値になります。
特に、急性心筋梗塞や進行性筋ジストロフィでは著しく高い値になります。
低い場合は、妊娠などの疑いがあります。
■A/G 1.9
■アルブミン 5.0/dl
基準値:
A/G比…1.0〜2.0
アルブミン…4.0g/dl以上
血清中には約100種類のたん白があるといわれています。健康な人の場合、血清中の総たん白の約67%をアルブミンが占めています。
アルブミンは肝臓のみでつくられているため、肝臓に何らかの障害があると、アルブミンの測定値は著しく低下します。
血清総たん白値が基準範囲を示していても、アルブミンが減少し、グロブリンが増加していて、
実はなんらかの異常が隠れている場合が少なくありません。
アルブミンは肝臓でつくられ、肝臓そのものに障害があると、血液中のアルブミン派著しく低下し、A/G比も低下します。
ネフローゼ症候群、たん白漏出性胃腸症、栄養不良などでも、A/G比低下します。血清総たん白の濃度が非常に高く、しかもA/G比が低い場合は、多発性骨髄腫やマクログロブリン血症などが疑われます。
また、炎症や悪性腫瘍などでも、アルブミン低下とグロブリン増加が起こり、A/G比は著しく低下します。
こうした場合、A/G比を測ることによって、肝障害、ネフローゼ症候群、悪性腫瘍などの可能性を探ることができます。
■ヘマトクリット 48.0
基準値:
男性(39.7-52.4)
女性(34.8-45.0)
ヘマトクリット値が低ければ、血液が薄いということを意味しているので、貧血が疑われます。
大部分は女性に多い鉄欠乏性貧血、ついで多いのが悪性貧血、再生不良性貧血、白血病やがんの転移による貧血です。
逆にヘマトクリット値が高ければ
血液はどろどろの状態で流れにくく、詰まりやすくなります。
この場合、多血症が疑われます。
多血症は赤血球を作る骨髄の組織が異常増殖する一種のがんと考えられますから、
治療が必要となります。
また、脱水症などの体液の異常などでも高値を示します。
他の数値を鑑みてみるとヘマトクリットも 異常なはずなのに
そうなっていない場合、おいて例えば、ヘマトクリット・総蛋白が基準値を超えて高い場合、
かなりの「血液濃縮(血液ドロドロ)」状態であると考えらます。
長期間にわたりタン白質の摂取量が不足すると、血漿中のアルブミンが減少し、血液中の水分量が減少するため、
血液濃縮状態になります。
循環血漿量が減少しているため、実際には貧血と同じ状態になり、
慢性疲労や倦怠感、立ちくらみ、めまい、冷え性、むくみなどの症状の原因となります。
■TP 7.5
総タンパクは最低でも7.5が必要と考える。
そうでなければ、前向きでエネルギッシュな生活は送れません。
総タンパクが6台の場合、
γーGTPとBUNの値を気にします。総タンパクが低く、γーGTPもBUNも低い人は
食事または栄養吸収に問題があるのです。
検査値は7.5なので、OKなのかなぁと思うけど、
きっと、他の値との複合的に見ていくと
血液濃縮(ヘモコン)がおきていて、
本来の値より、高く表示されているだけなんだろなぁ
(血流が悪かったり冷え性だったり鉄欠乏があったりすると
血漿量が少なくなり、タンパク質やヘモグロビンは知事困って
一見、良い数値を示す、、らしい)
□腎臓の働きを調べる代表的な血液検査項目に「クレアチン」と「尿素窒素」とがあります。
■クレアチニン 1.09!
腎臓の働きを知るための指標として
血中尿素窒素(BUN)、クレアチニン、尿酸があります。
クレアチニンは筋肉収縮時に筋肉内クレアチニンから生成されます。
血中尿素窒素は、タンパク質の代謝産物である有害なアンモニアから肝臓の尿素サイクルで
代謝され賛成された尿素中の窒素量です。
筋肉運動のエネルギー源となるアミノ酸の一種クレアチンが代謝されてできた物質です。
尿酸や尿素窒素と同様に老廃物のひとつです。
クレアチニンの数値を測定することにより、
腎臓の機能低下の程度を把握できます
基準値の範囲
男性…0.5〜1.1mg/dl
女性…0.4〜0.8mg/dl
クレアチニン値は筋肉量に比例するので、一般に女性より男性のほうが10〜20%高値になります。
年齢による変動はほとんどありません。高齢者では年齢とともに腎糸球体濾過率が低下しますが、筋肉量を減少するため、ほぼ一定になります。
クレアチニンは腎臓の糸球体で濾過されますが、尿素窒素とは違って尿細管ではほとんど再吸収されずに、尿中に排泄されます。
筋肉運動の代謝産物であるため、筋肉量に比例した量となります。
クレアチニンはアミノ酸のアルギニンなどが代謝してできるクレアチニンが筋肉内で変化してできるものです。
大部分は腎臓の糸球体から濾過されて、尿中へと排泄されます。
ところが、腎炎などで仁糸球体の濾過機能に異常が生じると、血中のクレアチニン値が高くなります。
■BUN(尿素窒素) 13.0!
8.0〜20.0
この項目は、タンパク質の摂取状況を知る手がかりになります。
一方、尿素窒素は肝臓で合成されるので、肝硬変(かんこうへん)や劇症肝炎(げきしょうかんえん)など肝不全の状態になるとつくられる尿素窒素が減って低値になります。
たんぱく質の摂取不足も尿素窒素の量が低下します。
尿素窒素は、食事やむくみなどの生理的変動の影響を受けるので、クレアチニンや尿検査などの検査結果とあわせて判断します。
たんぱく質のとりすぎ、感染症、がん、糖尿病、甲状腺機能亢進症(こうじょうせんきのうこうしんしょう)、
消化管(しょうかかん)出血などで、
尿素窒素がつくられすぎる場合も、血液中の尿素窒素が上昇します。
尿素窒素は、人間ドックや健康診断などでは、腎機能の評価の指標として扱われています。
しかし、腎機能の低下によって尿素窒素が上昇するのは腎機能障害が、ある程度進行した段階であり、
鋭敏な腎機能の指標にはなりません。
尿素窒素は脱水や腎機能が悪くなると
上昇します。
■尿酸(UA)
3.8〜7.0
尿酸は、細胞が壊れたりエネルギーの代謝によってプリン体という物質が分解されて生じた老廃物です。
尿酸といえば痛風(つうふう)の原因物質として知られていますが、尿管結石や腎障害の原因になることがあります。
また、尿酸値が高いということは、動脈硬化(どうみゃくこうか)が進みやすい状態であることを示しています。
尿酸値は、一般に女性よりも男性のほうが高値になりますが、女性も更年期をすぎて女性ホルモンが低下すると、男性の値に近くなります。
□肝臓の話
■ALP(アルカリ性ホスファターゼ) 236
基準値:100-325
胆管系に障害がおこるとALP が上昇すると考えられています。
肝炎を治療して肝機能検査の他の値は改善するのに、ALP だけ変化しないとか、上昇するという場合。
それは中高年女性であれば、骨粗鬆症、
中高年男性であれば前立腺癌の骨転移を思い浮かべなければなりません。
■GOT 28(10-40)
礀
■GPT 32(5-45)
礀
■γーGTP 39!(30以下)
GOT・GPTは基準値の範囲内ですが、
γーGTPが高く、
GPTがGOTより高くなっているので、
脂肪肝が疑われました。
γ-GTPが高めであること(通常は20以下)から脂肪肝が、フェリチンはやや低めくらいですが
脂肪肝があると高めの数値になるため、実際には鉄欠乏があると考えられました
GOTとGPTが体内で活性を維持するために
ビタミンB6が絶対に必要になります。それが不足してくると、
GOTとGPTの値が低くなってきますが、
GPTの壊れる速度がGOTより速いため、
その値に開きが出ます。その開きによって、ビタミンB6が不足が分かるからです
初診時の肝機能数値はそれほど問題が ない場合でも、治療後3ヶ月から6ヶ月の間に、
GOT・GPTが100以上まで上昇し、 その後低下す る、という経過がみられます。これは脂肪肝が改善する過程で、肝細胞からGOTやGPTなどの酵 素が逸脱(漏れ出す)ためと 考えられます。
γーGTPはこの検査の1ヶ月前には68を記録しているので
もしかしたら、良くなっているorマスキングが始まった、のでしょう。
サプリメントを飲める量がかなり制限されたこともあり、血液データ上、栄養状態が改善というよりも悪化しているように見えますが、
タン白質不足による血液濃縮がある場合、治療によりそれが改 善するにつれて、総蛋白やヘモグロビン等の数値は逆に低下してくること が多いです。
まだまだこれから改善してくるデータであり、根気よく治療を続けることが必要です。
◎全体を通してのまとめ
・尿素窒素の低値指摘からタン白質不足
・フェリチン低値より潜在性鉄欠乏
・GOT、GOT、LDHなどの値からビタミンB群不足ならびに脂肪肝
そのほかにも色々な数値から複合的な栄養失調であると考えられました。
(さすが、総合評価Dだけのことはある。D…救わなきゃ救われませんって感じ)
■血流も各臓器も栄養素もボロボロ…
まず血液データより、さまざまな栄養素の不足を認めた。
尿素窒素の低値よりタン白質の摂取不足、GOT・GPT値よりビタミンB群の不足、
間接ビリルビンの高値より血管内溶血(おそらくストレスが原因と考えられる)、
γ-GTPが比較的高値より脂肪肝の傾向、フェリチン低値より潜在性鉄欠乏などが認められた。
初診時のヘモグロビンとヘマクリットは参考基準値内にあり、
一般的には貧血とは診断されませんが、貯蔵鉄が低値の場合は次のように考える。
赤血球 、ヘモグロビン、ヘマクリットが一見高くなっているのは、
強いタン白質不足による血液濃縮のためであると予測できます。
貧血検査では血液中のヘモグロビンの濃度を調べており、
濃度が基準値内の濃さであればOKとされています。
しかし、身体は鉄不足になると充分な量の赤血球をつくれないので
少ない分を濃縮させ見せ掛け上、身体が機能するようにカバーしています。
■栄養療法がタンパク質の摂取を謳う理由
長期間にわたりタン白質の摂取量が不足すると、血漿中のアルブミンが減少し、血液中の水分量が減少するため、
血液濃縮状態になります。
循環血漿量が減少しているため、実際には貧血と同じ状態になり、
慢性疲労や倦怠感、立ちくらみ、めまい、冷え性、むくみなどの症状の原因となります。
慢性疲労を主訴に当院に来院する患者さまの半分弱は、このようなデータを示しています。
実際、初診時の尿素窒素(腎機能障害がない場合、タン白質の摂取量を反映する)は11.7と低値であり、タン白質の摂取量が不足しています。
また、血糖値の平均を表すグリコアルブミンが非常に低値で、空腹時インスリンが高値であることから、重度の機能性低血糖症が疑われました。
赤血球、ヘモグロビン、ヘマクリットは基準値内でも、
貯蔵鉄が、かなりの低値の場合は、新陳代謝が低下し太りやすく、うつ症状 などの精神症状を伴い、
また低血糖の症状を悪化させますので、自分自身で食欲のコントロール をすることは難しくなります。
このような場合、
(自覚症状の個人差はありますが)貯蔵鉄 (フェリチン)の値がおよそ40〜60くらいからさまざまな症状が改善され、
体調が良くなったとおっしゃる方が多いです。
■肝臓が傷害されると
肝臓に脂肪(脂肪肝)がついていると、初回検査のGOT・GPTの値が
28,32と最初の段階で非常によく見えてしまう。
脂肪肝、あるいは、肝臓での代謝不全が顕著だとどういう影響が出るのか…
肝臓はご存じのとおり、沈黙の臓器と呼ばれ、なかなか症状に現れません。
ですから肝臓あたりが痛いとか、重いとかという症状は、なんとなくの場合が多く、
実際には肝臓ではなく、胃や胆嚢である場合が多いです。もちろん、肝臓癌末期とかは相当痛みますがね。
ではどんな症状でしょうか?私の経験からも話すと、まず、ひどい倦怠感です。
このだるさは異常です。通常横になれば幾分和らぎますが、肝臓が悪いと、
横になってもだるい感は取れません。不思議なくらい取れません。
ですから、まず倦怠感、だるさが取れないことです。これはいわゆる睡眠をとっても
疲労感は取れないということです。最初は睡眠不足とか、疲れがたまっているのかと
思いがちですが、だんだんと異様さに気付きます。
肝臓が疲れると、全身に症状が出ます。
眼精疲労もその一つです。目が乾いたり、急にしみたり、疲労しやすくなるのです。
・肝臓が悪い人は常に疲れた状態
午後や夜は勿論、午前中から既に疲れている。
朝は寝床から起き出してくるのもめんどうくさい。
健康ならば夜の就寝前、多少疲れたと思っていても、
夜間ぐっすり熟睡すれば朝の起床時にはすっかり疲れがとれ、爽やかな気分にたっているが肝臓の悪い人は夜間の睡眠も浅い上、
機能障害のため体内の疲労物質が完全に取り除かれておらないので
疲労感が翌日まで持ち越されてしまう。(コトッと音がして起きてしまう人などが典型的)
・疲労感や頭重で気分が常に勝れない上に、肩や首がよく凝る
毎日が「疲れた日々」の連発で過さねぱならない。
肝臓で解毒が出来ずに絶えず身体に老廃物、トキシンが溜る。
当然、腸の動きも悪く上手く解毒が出来ない状態です。
日中は常に頭が重くどんよりした気持ちでいっこうに気分が晴れない。
老廃物が身体から吐き出されない状態の可能性があります。
・便通が悪く、屁が多く、臭気が強い
大腸の下行結腸からS字状結腸にかけて腸が延びそこに宿便が停滞していることを物語っている。
・食欲は人一倍あるが食後2〜3時間経ってもミゾオチのところでもたれている
おわりの言葉…
因果応報は全てに訪れる。現在は過去の集合体だから
P.S 全てを知る者様
15年以上もの間、おかしいおかしいと思いながらも「気のせいだ」として、
身体を、ライフスタイルを、生き方を、人生を、ナイガシロにしてきた。
その集大成がホメオスタシスの不適切さとして表れ、その道の途中で
摂食障害にもであった。
そんなふうに、自分を諦め無視し続けた来たくせに、いまになって
親のお金で月に5万円ものサプリメントを服用して、
是正していくことに、価値などあるのだろうか?
もしあるとしても、あと、どのくらいで、
はぐれた自分と合流することができるのだろうか。
進むってことは、また、他人への影響を生むって事だ。
頑張って生きるか、頑張って生きようとするか、頑張って死ぬか。
それだけだ。
未来に期待できないのにどうして時計を進める努力をする必要があるのだろうか。
栄養が貯蔵されるのを僕はどこまで我慢比べできるのだろうか…