結論への助走




摂食障害者の多くはナルシストのなかでも
「傷つきやすい」特殊なタイプで
しばしば不安とうつ状態に苦しめられる。


自己賛美に、魅力的な容姿を褒めそやす社会からのプレッシャーが加われば
摂食障害者が出来きあがるのだ。









強迫的な行為の根底にあるのは罪悪感。不安感。




何の罪悪感?性欲を感じている自分への罪悪感。



何に対する罪悪感なのか、ということを考えていくと
性欲を感じる自分、あるいは、
自分の中心にある性別と別の性
を生きている自分への罪悪感なのではないだろうか。



強迫行為は罪悪感を消すための行動である。
そして、摂食障害も一つの強迫性の行動を繰り返しているといえる。

その強迫的な行動によって
心の安定を図ろうとしている。
罪悪感に押しつぶされそうになるのを回避している。


心が死んでしまえば人間は呼吸が続いていても死んでしまいます。だから、
必死に自分を守ろうとした安全、安心な自分、少しでも不快な場所から
脱出する自分になりたかった。
だから、強迫的な行動で
自分の心を清めようとした。


同じ動作を繰り返すことで
心が安らぐ、というのは仏教などでも知られている。
単純作業の繰り返しが心を清める。
写経や墨をスルという動作も躁だろう。
あと手先を使うことでコルチゾールが発散されていくという話も聞く。
だから、作業量は有益だということになるのだろう。




社会で通用する自分がイメージできなくなった。学歴に挫折。
庇護してもらえる存在になりたい。
性への嫌悪あるいは、渇望している自分を許せない。
母親との密着をたたれるのがいや。



性への嫌悪。あるいは性を求める自分を許せない。
口を使った自慰。吐き出す、発射することの代替。
射精後のようなエンドルフィンの待ったり感を味わう。










社会に適合できない→

資源が獲得できない→

子をもてない→

性の放棄になる