振り返るのは、弱いことですか??
振り返るときがあっても
前は向いてなくちゃいけないんだ
(175R/ハッピーライフ)
整理をするために振り返る。
前を向きながら、きちんと振り返ることが
出来る日であって欲しいなぁ。と思う。
ただただ、
「前向きに頑張ろう!過去は変わらないんだよ!!」
みたいな、ポジティブ信仰者に飲まれることなく
しっかりと振り返る時間が
与えられても、良いんじゃないでしょうか?
そんなに、前進することは重要なのだろうか…
◇「前向きに日常を積み重ねる」と「出来事のポジティブな解釈」
「前向きに日常を積み重ねる」と「出来事のポジティブな解釈」が
イコールになるのはなぜなのだろう。
たかだか一年程度の経過で
予定調和的な、布置的な解釈を迫れるのは、ちょっとおかしいと思う。
「すべての事に意味がある」
「絆とか生命の大切さを感じられた」
みたいな、
耳障りのいい解釈に辿り着かないと、
弱い人間だとみなされる。
「あの過去があったから今があるんだなぁ」なんていうふうに
解釈が追いつかないのは、弱さなのだろうか。
外部の環境に適応して生きれないのは
すべき努力を怠っているのだろうか。
前進するしかないとしても、そんなにポジティブな生き方をしないと
いけないのだろうか。非難されるべきなのだろうか。
ダーウィン的な「環境に適応するものだけが生き残る」っていうのは
理解できても、強烈な違和感を拭いきれない。
◇悲しみを整理する時間を奪うポジティブ信仰者は人災だ!
全部が終わってみないと、後悔するか、感謝するか
わからない。
だからせめて、たとえ前向きに捉えることでしか次に進めないとしても
しっかりと悲しむ時間、痛みを味わう時間が与えられたって良いと思う。
そんなに、すぐに生々流転を受け容れ前傾姿勢を整えられる人ばかりでは
ないのだから。
だから、思うことはただ一つ。
「頑張ろう頑張ろう」って正直、言わないで欲しい。
たとえ、人生は頑張るしかないとしても…