月経前後の過食(多食)は極めて健康的
●概要
エストロゲンは女性(メス)を成熟させる。
個人的には、エストロゲンを動物に人工的に加えることでメスの成長速度が速くなって、早期に”製品”として売り出すことができるためなんじゃないかと理解しています。
で、人間の場合、エストロゲンが多くなると子どもを育てる環境が整うので、母体として栄養を取り込もうとするから、結果として食欲が増す。
エストロゲンが慢性的に過剰になっているのは問題だとしても生理前と生理前半くらいに食欲が大性になるのは自然なことですから、
こればっかりは受け入れていくべき人間としてのあり方なんじゃないかと。
◎まとめ
生理中はエストロゲンの量が相対的に増えているので具体が悪くなる(プロゲステロンが相対的に減っている)
エストロゲンが多くてプロゲステロンが少ない場合、人間に備わっている機能としてたくさん食べたくなる。
だとすると、これは自然なことなのであって意思とか気合で生理じゃないときの水準に食欲を抑えることは非自然界的行為となる。
「食欲に負けちゃう私って意志が弱い…」などとは、ゆめゆめ思っていただきたくない!!
○月経前症候群とは
PMS(premenstrual syndrome)とは
毎月の排卵後からはじまり月経後には消失する様々な症状を呈する症候群です。
プロゲステロンの存在がPMSの原因であると言われているが
アメリカやヨーロッパの内分専門医の意見は
これとは違い、プロゲステロンの不足がPMSの原因の一つであるという
考え方が共通認識になってしまいます。
(なぜあなたは食べすぎてしまうのか―低血糖症という病 矢崎智子 東京書籍)
◇エストロゲン優勢になりやすい時代
近年家畜を育てる飼料などにもエストロゲンが使われるようになり、実は先進国の女性の大部分は
「エストロゲン過多」の状態にあるそうです。
女性の様々な不快な症状は、女性の体の中で「エストロゲン過多」が起こりホルモンのバランスが崩れてしまっている表れであり
このエストロゲン過多を押さえてくれるホルモンがプロゲステロンであると。
○エストロゲンと食欲
■エストロゲンはジャンクフードが食べたくなる?
エストロゲン優勢の女性は、体内に水を溜めやすく、砂糖、焼き菓子、チップスなどをすぐに欲しがる傾向がある。
■ストレスとPMS(生理前症候群)
ストレスはコルチゾールのレベルを上昇させる。
コルチゾールとプロゲステロンは細胞内の共通のレセプターを奪い合い、プロゲステロンの活動を損ね、エストロゲン優勢の状態を招く。
慢性的に高くなったコルチゾールは、PMSのよく知られた症状と一緒にエストロゲン優勢の直接の原因となる。
コルチゾールの高いレベルは、血糖にも影響を与える。
コルチゾールは、グルコース(血糖)を細胞へと流し込む。
最初に流し込んだグルコースは、爽快かもしれませんが、20分もすると、身体はもっと多くのグルコースを探すために過剰に働くことになる。
すると、あなたは血糖とエネルギーを補充するために、チョコレートやクッキー、ポテトチップスを求めて、戸棚や引き出しを捜し回ることになる。
こうした空っぽのカロリーの多くが脂肪に変換される。
そして、このパターンを長く続けていると、体重は減り、エネルギーを上げるのが難しくなる。
血糖値の変化は、また別の悪循環を作り出す。
血液中の糖の数値が高くなると、アドレナリンの放出を刺激し、これが今度は、コルチゾールの放出を刺激する。
この結果、もっと甘いものが急に欲しくなるという欲求が引き起こされる。
■
エストロゲンは脂肪細胞の中で造られ、貯蔵される。
従って、肥満はエストロゲン優勢の主因であり、その反対に、エストロゲン優勢が肥満の主因である。
エストロゲンは、食べ物のエネルギーを脂肪という名の蓄積型エネルギーに変換することで、体重増加を引き起こす。
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