食べてきれいにやせる! 伊達友美 幻冬舎
◇成功するダイエット=身体に優しい行為
普通に考えれば、痩せて、その状態を維持するということろが目標になるでしょう。
しかし現実に見回すと、そのような人は、
拒食か拒食症予備軍のダイエット依存症の人、
あるいは胃腸の調子が悪いなどの理由によって「太れない人」くらいしか
見当たりません。
晴れ晴れとダイエットをやり遂げた健康な人で、
「痩せて、その状態を維持できている人」は見つからないのです。
つまり、痩せた状態を維持したいのであれば(低栄養状態を続けたければ)
ダイエットをやめる(身体の自然に任せる)という選択肢はないのです。
■脂肪の順番
余分なお肉がついていく順番は、
ふくらはぎ→太もも→背中→お腹の順番ですなので、「最近、おなかが出てきた」と思ったら、要注意!
実はほかの部分もしっかり太っているのです。逆に「最近顔が痩せてきた」と思ったら、痩せ始めているサインです。
■ストレス太りは本当にある?
ダイエットで深刻なのが「心の問題」です。
人から見れば十分スリムなのに、「自分はデブだ」と思い込んでいる人がどれほど多いことか。
それで、無理に食事を減らしても、かえって「ストレス太り」になるだけです。人間とは面白いもので、好きなものを我慢したり、まずいものを嫌々食べたりすると、かえって太るものです。
理由は脳にあります。「これを食べると太るなあ」と思って食べると、
その思い込みで脳から体脂肪を増やすホルモンや代謝を下げるホルモンなどが分泌されるからです。好きな人とおいしいものを食べて、心から幸せと感じた日は、
少々食べ過ぎも、案外太らないものです。
■食べた物が脂肪になるのは二週間後
食べ過ぎたとしても、その後の2,3日間で調整すれば、脂肪を溜め込まずにすむ。
■食べ過ぎの翌日は18時間あける
「食べ過ぎたな」と思ったら、その後の食事量を調整しましょう。
連続して食べ過ぎなければ、すぐに脂肪になることはありません。
(逆に言えば、2,3日、絶食したくらいで、その我慢分だけ体重が減ると言う期待も非現実的)目安としては18時間食事を抜いてみましょう。
■甘いもの中毒の人は肉不足
赤身の肉には、脂肪を燃やして筋肉にするほかにも嬉しい効果があります。
赤い肉に含まれる「チロシン」というアミノ酸が「甘い物が食べたい」という欲求を抑えてくれるのです。ですから、日頃から赤い肉を食べていると、自然に「甘い物」をそれほど食べたくなくなります。
一方、肉を食べない人は「チロシン」が足りないので、ついつい甘いものに走りがちです。
食べてきれいにやせる!―伊達式脂肪燃焼ダイエット (幻冬舎文庫)
- 作者: 伊達友美
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2009/06/01
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■きとんと栄養を摂ると正しい食欲が出る
きちんと栄養を摂っていると、身体に優しい食の好みになり、
身体に悪いものは不思議と食べたくなるのです。