違う人になんて、なれない
■自分が大嫌いで、自分じゃない自分に生まれ変わろうと、自分を否定し続け
愛される自分を作ろうとした結果→特定疾患というバカさ加減
たとえば僕が 今を生きようと 全て投げ捨てたなら
どうなるのかな 壊れるのかな なにもかも終わるだろうそれでも いつかは ここから抜け出してみせるんだと
つぶやいて 飲み込んで 悲しいけど...これが今のカ
たとえば僕が あの日に戻って 全てやり直せたら
何をしようか どこに行こうか 少し旅に出ようかそれでも やっぱり きっと僕はここに戻ってくる
わかるから 自分だもの 意気地のない弱い僕だから
違う人になんてなれない
色のないため息ひとつ 風はこんな僕を許してゆく
宛てのないため息ふたつ 今はまだここから動けない
(柴田淳 − ため息 )