値段と配合量の差にある背景

サプリメントをえらぶときの注意





・安いのはダメ


体内で効果的に働く良質なものを作るには
天然素材の原材料であることはもちろん、
製造の技術やノウハウが必要。
当然それなりの価格になります。


特にヘム鉄の原料となるパウダーは非常に高価。
安いヘム鉄はありえない。






マルチビタミン・ミネラルの落とし穴


マルチタイプのサプリメント
ビタミン同士の化学反応やミネラルによるビタミンの分解などの
問題を生じるため、ほとんど役に立たない製品が多いのが実情。


(子どもが丈夫になる食事 櫻木美輪子 株式会社ワニブックス)より













アメリカ製と日本製のサプリメントの違いをざっくりと
 




①スローリリース
②キレート加工
③広告料
④治療より予防に税金







タイムリリース加工

水に溶けやすい水溶性ビタミン(ビタミンB群、C)は体内で吸収されても、 わずか数時間後には尿に混じって排泄されてしまいます。
これでは、せっかくサプリメントも台無しです。

そこで開発された技術が、「タイムリリース加工」。 タ

イムリリース加工されたビタミンは、目に見えないミクロの タイムリリース・カプセルに包まれてカラダの中へ。
時間が経つと、カプセルの外側から徐々にビタミンが溶け出し、6-8時間かけてゆっくりと吸収され、効果を持続します。





②キーレート加工


キーレート加工とはミネラルを特定のアミノ酸でコーティングすること。
これにより吸収率が数倍にアップします。



目的地で溶けるように、目的地まではバリアがはられて、
他の場所で作用しないように守られている。


アミノ酸に付き添われたミネラルは体内ではVIP待遇
彼らのために用意されたかのような吸収口にぴったりとはまって、吸収されやすくなります。


一般的にミネラルは吸収率が極端にひくく、よくても十数%程度だと言われています。
また他の色々な要因によってさらに悪化するのが普通なので。






③広告料



■   ■ 
■   □
■   □
□   □
□   □ 

↑   ↑
日本  米国
 

■…宣伝(配送販促などを含む)のためのコスト
□…サプリメント本体のコスト




物の値段(店頭価格)って商品の原価そのものに広告量とかメーカーの利益とか卸の利益とか販売先のコストと利益とか
商品自他そのものに対するコストと利益だけじゃないらしくって、CMとか新聞広告とかをバンバン打っている上場している企業なんかの製品って
多分、広告料みたいなものが店頭価格にかなり反映されていて、商品自体の売値を大幅に吊り上げる要因になっているはずで(コスト回収のため)


一方、アメリカの製品は、たぶん、広告をしなくても病気を「予防」しようとする習慣が根付いているから、
そこまで広告を打たなくても買う人はずっと買い続けるんだと思う。
だから、余計なコスト回収分を売値に上乗せしなくても良いのだと思う(円高も関係してるかも)





④「治療より予防」に税金が使われている(と思われる)


アメリカの医療費って、多分、めっちゃ高い。

日本で風邪引いて内科いって診断してお薬もらったら、まぁ4000−5000円くらいかかると思われる。
アメリカで同じことをしようとしたらきっと3万円はかかるんじゃないだろうか。


だって、日本は国民皆保険で医療費は基本的には3割負担だから。


アメリカの人は医療費が高いから、病気にかからないようにしているのだと思う。
日本の医療制度は確かに素晴らしいけれども、
医療機関にかからないようにしよう」という日頃からの予防を施す動機としては弱い。

病気になっても、とりあえず、まあまあのお金で治療を受けられるから。


皆保険制度がない(オバマさんが法案通した?)アメリカの人たちは、きっと
サプリメントで日頃から病気の予防をしているはずで、恐らく、サプリメントはなんらかの税制優遇(企業側)だったり控除の対象(個人)になっているはず。



定期考査よりも入学試験の方が緊張するのは
「追試がないから」のはず。


後ろに守ってくれるものが何もないから、必死になる。
医療機関に架かることを躊躇う料金が設定されているのであれば
病気にならないように予防しようとするのが人間の常なのではないだろうか。


3ヶ月に1回、風邪で医療機関にかかるとすると1年で
2万円くらい。


2万円で済むのなら、
わざわざ1ヶ月2000円かけて、サプリメントを摂取してまで
医療機関から自分を遠ざける必要性もそこまでない。



どうしても避けたいことがあるほうが、人間は本気になることがあるのでは



















○まとめ



そんなこんなで、サプリメントの効果が高いのに値段もそこそこに抑えられているのだと思う。
よく分からないタレントさんの出演料の分までお金を払ってサプリメントを買うくらいなら、
確かな料を配合しているほうを僕は選びたい。



ただ、配合量なんか気にしないで
「摂っていること」に満足感を覚えているのもまた、きっと効果的なのだと思う。
だって人間の思い込み、「プラセボ効果」は確かなものがあるから。




健康な人が予防のために飲むのならDHCでもファンケルでもアサヒでもネイチャーメイドでも良いのかもしれないが
「治療レベル」でサプリメントが必要な人にとっては、広告料にお金を払っている余裕はないのである。