「毒」と「解毒」と「頭の固さ」





◎乗り越えるべき2つの問題領域





①毒を食べてしまうこと、解毒の方法を使えること
②嘔吐衝動と胃腸の消化能力低下の混乱の解消


この2つが今、良い方向に向かうために必要だと思われる。








①毒をストップできないし、解毒方法を知っているし…




■毒を摂取することをやめらない病

お菓子やジャンクフードは知識の上では
身体を蝕む有害な毒だということは分かっている。




毒と分かっていながらも
「毒を食べることを止められない」というのは

けど、解毒の方法、つまり、吐くことで自分の体を守る方法を
知っているのであれば、毒を食べることを止められないのであれば
解毒方法を用いることは当たり前の行動のように思える。




甘いものが食べたくなるという症状についての
原因は分かりきっている。
原因はセロトニン不足。


お菓子を食べたくなること自体が低血糖症の症状。




■「疲れたときには甘いもの」で疲労感は倍増


私達が「疲れたら甘いもので一休み」と習慣にしてしまうのは
セロトニンを増やす方法を感覚的に分かっているからです。


本来、セロトニンアミノ酸トリプトファンが原料ですが
甘いもの(糖質)をとると、他のアミノ酸を押しのけて
選択的にトリプトファンが脳の取り込まれ、セロトニンを合成します。


しかし、これは一時しのぎのエネルギー補給にしかなりません。
セロトニンの原料となるトリプトファンが随時供給されなければ
いずれ枯渇し、セロトニンが生成できなくなるからです。

疲れたら、食べるのは甘いものではなく
セロトニンの原料になるアミノ酸です。


アミノ酸をとらずに糖質だけでセロトニンを一時的に増やしていると
次第に「あ〜幸せ」と感じなくなります。

そうなると、もっと甘いものが欲しくなりますが
持続的に働くセロトニンを合成できないため、食べても食べても満足できなくなります。

心療内科に行く前に食事を変えなさい 姫野友美 青春出版社











なぜなら、甘いものが食べたい!という欲求そのものが
低血糖症の症状だからです。


がっかりする人が多いかもしれませんが
低血糖症の治療ではあまいものは一切禁止です。


甘い物をやめないかぎり、低血糖症は治りません。

(なぜあなたは食べすぎてしまうのか―低血糖症という病 矢崎 智子 東京書籍)












②消化機能低下と嘔吐義務の混同





■消化の苦しみからの逃避



もう一つ問題なのは
たとえば、卵とか豆腐とか、
そういう毒だと認識していなくて
見方だと思える食材でも嘔吐してしまうこと。


これの原因は、毒を食べたという認識ではなくて
太ってしまうことへの恐怖はゼロではないけれど
なによりも、食べ物を入れると胃がむかむかしてきて
そのムカムカの状態から手っ取りはやく逃れる方法として
嘔吐をして楽に成りたいって思っている自分。



対処法は、「食べても消化させる時間を設けてあげて、胃をならしてあげる」
ということくらいからな。




太ることへのこだわりはかなり薄れたし
毒を身体に入れたくなる衝動もセロトニン不足と低血糖症の症状という原因が分かった。


だとすると、見方になる食べ物を受け入れる心の準備は出来ているのであって
あとは、胃腸を正常に働かせる訓練をすることが、必要。


ただ、この「消化機能の働き」を是正するのは
最も困難な課題であり、結局、「食べたら消化させる」という課題を
なんとか言い訳を作って避けてきた。
これは本当に避けたいというか向き合いたくない。


太ることでも志望まみれになることでもなく、
ただ、あの消化させるときの「気持ち悪さ」に打ち勝つことができないし、
それを耐えて自然な状態に機能を戻すほどに人生を頑張る必要も無いと思っていた、ということもある。


結局、摂食障害という”言い訳”を作って逃げていたのかもしれない。
消化の辛さに対して”太りたくない”という言い訳を作って。。












◇まとめと問題提起




ただ、問題は、味方と認識している食べ物でも
頭の中にある許容量(胃の容量ではない!)を超えると、
吐きたい虫が湧いてくること。


毒を食べてしまうことと
消火器の脆弱さからくる嘔吐感は
はっきり別に分けて取り組むべき課題なのだと思う。



ただ、思ってみたところで、結局、食べた後の胃腸のシクシクした痛みに
向き合っていくことが出来ないのが、駄目なところなんだけどね。


まぁある意味では、健康な状態に戻るための努力をするサシタル理由がないことは
ある意味で摂食障害という”心の病”の発症者たるゆえんなのかもしれない。