漢方に恋して 幸井俊高 春陽堂
- 作者: 幸井俊高
- 出版社/メーカー: 春陽堂書店
- 発売日: 2012/12
- メディア: 単行本
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◇太るのが怖かった
「もっと体重があったほうがいいということは頭ではわかっています。
でも、これ以上、また太ることが怖くて」
別に太っていたわけではない。
最初は親しかった友達に付き合って一緒にダイエットを始めただけだ。
しかし、同級生達の「痩せてかっこいいじゃん」という一言が心地よく耳に残り、さらなるダイエットに向かったのである。その一言に、今は何も感じない。
でも、そのときから心の中の歯車がずれたままになっている感じがする。
いまも、おなかはすく。
たぶん、すいている。
でも食欲がない。というか、食欲が、わかrないあ。
何をどれだけ食べればいいのか、わからない。
生理もこのところ、ずっときていない。
もともと冷え症だったのが、さらに寒がりになった。
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■痰飲
さらに、痰飲は気の流れを邪魔して、精神面で障害を引き起こすこともあります。
不眠症、うつ病、統合失調症、不安神経症、対人恐怖症、強迫神経症、拒食症、過食症などに痰飲が関与していることは少なくありません。
痰飲は余分な水液ですので、吐き気や頭重感、痰の多い咳、のどの閉塞感、腹部膨満感、おなかでぽちゃぽちゃ音がするなど、
湿っぽい症状や、つまった感覚を伴いやすいのが特徴です。